脳の老化を防ぐことはできる

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脳の老化を防ぐことはできる
 
脳の神経細胞の消失は、脳の使い方次第で、ある程度ブレーキをかけることができます。
 
脳の老化を遅くするためによいのは、いろいろな物ごとに興味や好奇心を持つことです。
 
「あの人は頭の回転が速い」と言うことがありますが、「頭の回転が速い」ということは、普段から脳内への入力(インプット)が多く、また多く出力(アウトプット)をしているから、何かのインプットに対して、いつもすばやく正しいアウトプットができる、ということなのです。
 
脳は、情報を入れる倉庫のようなものです。
倉庫にモノを入れっぱなしにしておいて、めったに使わないような状態ですと、いざそれが必要な時に、どこにあるのかさえわからなくなってしまいます。
長いことモノを使わなければ、モノが傷んでしまうかもしれませんし、倉庫のドアもさびついて開きにくくなってきます。
 
倉庫に入れたモノでも、頻繁に入れたり(インプット)、出したり(アウトプット)していれば、どこに何があるかも良くわかりますし、必要に応じてすぐにモノを出す(アウトプット)こともできるようになります。
 
普段からよく倉庫()を使っていれば、倉庫=頭の回転が速く、倉庫()を効率よく使えるようになります。
これが倉庫()の老化を防止することにつながります。
 
一般に、記憶力や記銘力は老化とともに低下するものです。
しかし、いつも記憶力を使う訓練をしていれば、神経細胞の突起の間(シナプス)の連絡が、スムーズに行われるようになります。
記憶力や記銘力の低下を防止できますし、ひいては認知症の防止につながります。
 
脳は、いつも新しい刺激を求めています。
脳をよく使えば、脳の血流を増加させ、老化を防止することができるのです。
「ボケる人、ボケない人の生活習慣 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 
 体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
 ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
すべてのビタミンが老化遅延に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は、もっとも重要なビタミンとされます。
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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