動脈硬化が進んでいる人ほど「シミ」が大きい

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動脈硬化が進んでいる人ほど「シミ」が大きい
 
血管の老化が引き起こすのは、病気だけではありません。
見た目にも表れます。
 
「老けて見える」か「若く見えるか」を分ける大きなポイントが、肌です。
肌にハリや潤いがあれば、若くみえます。
逆に、ハリや潤いがなく、シミが目立てば、老けてみえます。
 
ハリや潤いのある肌を手に入れたいと思ったら、実は血管を若返らせることがいちばんの近道です。
全身のあらゆる臓器、細胞は、血管で養われているのですから、肌の調子をよくしたいと思ったら、やっぱり血管が重要です。
肌をつくっている細胞たちに十分な酸素や栄養が送られれば、潤いやハリが生まれます。
 
ちなみに、肌を潤すためにコラーゲン入りの化粧品や健康食品は、残念ながら効果は科学的に証明されていません。
 
口から摂ったコラーゲンの一部は体に吸収されますが、それが効いてほしいところに集まるわけではありません。
また、コラーゲン入りの美容液を肌に塗っても、分子量が大きいので、皮膚の内部にまで浸透させるのは難しいのです。
それよりも、血管自体を若返らせて、肌に十分な酸素や栄養を送るほうが、肌を確実に若返らせてくれます。
 
また、「動脈硬化が進行している人ほど、シミが大きい」という研究結果も出ています。
これは、愛媛大学医学部皮膚科学教室の宮脇さおり医師らが発表したものです。
 
検診を受けた女性169人を対象に、頚動脈エコー検査で動脈硬化の状況をチェックするとともに、顔をデジタルカメラで撮影して、シミの総面積、シワの長さ、肌の明るさなどの肌状態を解析したところ、シミの総面積が大きい女性ほど、動脈硬化が進んでいたのです。
この研究では、男性では同じような傾向は見られなかったそうです。
 
血管を若返らせれば、肌に潤いとハリが生まれ、シミも減る――。
そう思ったら、がぜんやる気が出ませんか?
「人は血管から老化する より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
また、一般にビタミンB群は協力して働いているため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。

ビタミンB12とは? 
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