
若さの秘密は腸内環境にあり
人の手を借りなくても、自ら考え、行動できる自立した生活を送れなければ、長寿の醍醐味、人生の満足度を高めることはできません。
ですから「病気にならない」ことは、健康長寿を目指すうえでの基本といえます。
では、病気にさえならなければいいのかといえば、そうではありません。
1日1日を生き生きと過ごすには、からだも、心も、見た目も、若々しくなければなりません。
それは“病気ではない”といった消極的なものでなく、“どこも快調”な状態を意味します。
そんな若さを保つカギは、やはり腸内環境なのです。
私たちの暮らしには、活性酸素を発生させるものがあふれています。
活性酸素とは、からだを酸化させる物質、つまり細胞をサビつかせるものです。
血管、骨、筋肉、肌や髪、さらには心までも蝕みます。
発酵食品で若々しさをキープ
発酵食品の最大の強みは整腸作用です。
腸のはたらきを正常に保つことが、免疫力アップに貢献するわけですが、ほかにもさまざまなメリットを生み出します。
代謝とは生体内の化学反応で、体外から取り入れた物質を使って新たな物質を合成したり、エネルギーを生み出したりすること。
また、発酵食品は便秘や下痢を予防します。
腸内に不要な老廃物が長くとどまると、発生した毒素が腸から吸収され、細胞を痛める原因となりますが、発酵食品の整腸作用により、デトックスしやすいからだになります。
さらに、女性にとってうれしいのは、美肌効果でしょう。
同時に、細胞の代謝を促すさまざまなビタミンを合成するので、ハリのある肌やつやのある髪を保つうえで効果的です。
ほかにも、ストレスを軽減したり、心の安定を保つ効果もあり、生きていくうえでさまざまな恩恵を与えてくれます。
老化の予防に、発酵食品は大きな後ろ盾になることは間違いありません。
※体内酵素の生成量
生まれたときは十分にあるものの、加齢とともに生成量が減ってくるため、食べ物から補う必要がある。
「腸を元気にしたいなら発酵食を食べなさい より」
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根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12は、胃の粘膜から分泌される内因子という糖タンパクと結合し、腸で吸収されます。
そのため胃の病気や高齢で吸収が悪くなっている人などの場合は吸収されにくくなるので、欠乏症状が現われやすくなります。
しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。
吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と考えられています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
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