ののしり言葉は禁止!
怒りの感情は、
人やモノに当たっても解消できず、
それどころかより激しい怒りが涌いてくる
ネット社会と言われるようになって久しいですが、SNSなどで匿名でコメントをできる場がどんどん増えています。
普段は腰が低く見えるけれど、ネットでは攻撃的な物言いを辞さない、いわゆる「ネット弁慶」というような人も少なくありません。
批判する対象が見知らぬ他人であれば、なおさら攻撃的になり、それをストレス解消の手段にしている……という人がいるかもしれませんが、これは止めておくべき行動です。
この結果、「人を信用できない」と考えて、攻撃的な物言いをしている人は、認知症になるリスクが高くなるという結果が得られたそうです。
「身体が先で、脳があと」、日常生活であれ、ネット上であれ、他人をののしるようなことを繰り返していると、自然と「ののしり体質」になっていってしまうのです。
人格は日常の積み重ねです。
表面上をいくら取り繕ったとしても、日頃からの「ののしりグセ」がついていれば、徐々に徐々に、態度や雰囲気にあらわれるようになっていきます。
実験では、被験者たちに「怒ったときはパンチング・バッグを殴ると、怒りの解消に効果的」という記事を読ませて、そのあと怒らせてみて、どんな行動に出るかを調査したものです(テレビ番組のような実験ですね……)。
その結果、パンチング・バッグを殴った被験者はバッグを叩くことを楽しんだものの、怒りはおさまるどころか、怒りの対象の相手、ひいては関係ない人にまで怒りをぶつけるようになったそうです。
つまり、怒りの行動は、一度でも表現してしまうと広がってしまうということです。
したがって、イライラしたとき、暴言を吐きたいときは、瞬間的に行動するのではなく、我慢をしてください。
具体的には、何か言いたいことがあっても、それを悪い言葉ではなく、良い言葉に言換えようと考えてみてください。
アシュという心理学者による有名な実験ですが、ある人を形容するのに
1 知的な、器用な、勤勉な、温かい、決断力がある、実践的な、注意深い
2 知的な、器用な、勤勉な、冷たい、決断力がある、実践的な、注意深い
と、2つパターンで紹介したとき、印象にどれくらい違いがあるか調べました。
すると、後者に対する評価は否定的になりました。
しかし、見比べるとわかりますが、先の紹介で違うのはたった一語だけ、「温かい」と「冷たい」だけです。
にもかかわらず、後者の評価が否定的なものが多くなったのです。
たとえば、議論などで反対意見があったとして、それが正当な内容だったとしても、ネガティブな表現、人をののしるようなニュアンスを加えてしまうと、相手の感情をむやみに刺激することになり、話し合いになりません。
つまり人間だからこそ、怒りはおさえられるのです。
怒りの感情も、少し時間をおけばおさまります。
ですから、何よりも重要なのは瞬間的に怒らないこと。
怒らない選択肢もあるんだ、怒るかどうかを選ぶことができるんだ、ということを常に頭に入れて、ふ~っと、深呼吸などをしてください。
「科学的に元気になる方法集めました より」
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この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
ビタミンB12について?
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