第10章 自分のことは「実力以下に言っておく」

第10章 自分のことは「実力以下に言っておく」

 

私たちはつい「自分を大きく見せたくなる」ものです。

 

顕著なのは初対面の自己紹介。

自分が「いかに大きな会社に属しているか」「どれほど重要で価値ある仕事をしているか」「こんな有名な人ともつき合いがある」など自慢めいた話を長々とする人もよくいます。

 

本人としては「自分はすごい人間だ」とアピールしたいわけですが、あまり褒められた行動には感じません。

 

そもそも、そんな自慢話を聞かされて「ああ、あなたはすごい人だ」と思う人は稀でしょう

大人ですから「すごいですね」「立派ですね」と表面的には返しますが、心の中では「この人は自慢が好きだな」「自分を大きく見せたいんだな」と思うだけです。

 

余談ながら、私は自慢話を聞いているのもそれほど嫌いではありません。

なぜなら、相手の自慢を聞いている限り、自分は余計なことを口にせずに済むからです。

 

「見ざる、言わざる、聞かざる」は自律神経を乱さない極意ですが、中でも「余計なことを言わない」は大事です。

 

相手の自慢話を聞いている限り、その危険性はありません。

 

もし、自分のことを話す機会があるならば「実力以下に言っておく」のが一番。

 

「どんなお仕事をされているんですか」と聞かれたら、当たり障りのないことを答えて、自分の功績や評価につながるようなことは口にしない。

これに尽きます。

 

必要以上に自分を大きく見せようとすると、その行為自体、自律神経を乱しますし、ボロが出ないように必死に取り繕い続けなければなりません。

 

そんなことに余計な神経を使い、コンディションを落とすのは愚かなことです。

 

いずれにしても、見る人が見ればわかりますし、来るときがくれば本当のことはわかります。

だからこそ「実力以下に言っておく」。

 

これで自律神経が乱れることはありません。

「はじめる習慣 より」

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/