コワ~イ“かくれ脳梗塞”を知っていますか?

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コワ~イ“かくれ脳梗塞”を知っていますか?
 
糖尿病が「アルツハイマー病」だけでなく、血管障害から「脳血管性認知症」を起こしやすくなるように、血管トラブルがあると認知症の発症リスクは高くなります。
 
中高年になると増えてくる血管系のトラブルといえば、多いのは動脈硬化や高血圧です。
 
動脈硬化は、血管の中にコレステロールがたまり、血液の流れが悪くなる状態です。
血管自体も硬くなっていき、硬くなることでもろくなっていきます。
 
動脈で動脈硬化が起こると、血の流れが途絶えてしまう脳梗塞、硬くもろくなった血管が破裂してしまう脳出血などが起こりやすくなります。
 
それによって脳細胞が大きなダメージを受け、後遺症として「脳血管性認知症」を起こすことがあるのです。
 
アルツハイマー病」は、だんだんと認知機能が衰えていき、段階を踏んで進んでいきますが、「脳血管性認知症」の場合は、突然脳梗塞脳出血が起こり、いきなり重度の認知症になってしまう可能性があります。
 
しかしそこに至るまでには、よくない生活習慣などの積み重ねで少しずつ血管を傷めている場合が多いのです。
 
その意味では糖尿病と同じように、健康的な生活習慣を送ることが認知症を防ぐうえでは大事になってきます。
 
また、「脳血管性認知症」で増えてきているのが、本人の自覚がないまま脳の中で小さな梗塞や出血が頻発していて、そこから認知症になるケースです。
 
いわゆる「かくれ脳梗塞」とも呼ばれる状態ですが、この場合は、理解力や判断力はしっかりしているのに、記憶力だけがときおり落ちてしまう「まだら認知症(まだらボケ)」と呼ばれる症状が出てくることがあります。
 
「かくれ脳梗塞」の背景に、高血圧による動脈硬化があることもわかってきています。
 
久山町の調査では、高血圧症の人は、血圧が正常の人よりも「脳血管性認知症」になるリスクが3.4倍あることがわかっています。
50歳以上64歳以下の中年期に高血圧があると、リスクはさらに高まるとされています。
実際に、中高年の方で「かくれ脳梗塞」が見つかる方は少数ではありません。
 
じつは兵庫県淡路島で行われた調査から、動脈硬化の再発を防ぐ「シロスタゾール」が、アルツハイマー病の進行を抑えることがわかったという朗報もあります。
血液の中に血栓がつくられないよう、血をさらさらにしてくれる薬で、まだ調査中ではありますが、これが「アミロイドベータたんぱく」を減少させる働きをしてくれると言うのです。
 
そんなことからも、やはり「まあ、いいや」で放っておかず、きちんと治療を受ける、また、不摂生をせず、予防を心がけることは大切といえるのです。
「らくらく認知症予防法 生涯健康脳になるコツを教えます! より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。
 
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症の方に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
ビタミンB12について?
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