昼寝は、1日30分以下だと認知症リスクを下げ、1時間以上は認知症リスクを上げる
睡眠は大事ですが、年齢を重ねると、加齢現象で睡眠の質が落ち、朝の早い時間に目が覚めてしまう、何度も夜中に起きてしまうなど、ぐっすり眠ることができなくなっていきます。
そのため、日中にうつらうつらすることが増えたり、夕方に昼寝をしすぎてしまったり、それらによって夜の眠りの質が悪くなるという悪循環が起きやすくなります。
長らく「高齢になってからの昼寝はよくない」といわれてきましたが、その理由は、昼寝をしすぎると夜の睡眠によくない影響を与えて、結果的に認知機能を落とすことにつながっていくからでしょう。
一方で、適度な昼寝が認知機能を向上させるという国内の研究報告もあります。
現在、昼寝の効用がいろいろなところでいわれるようになってきています。
人間の生体リズムからすると、午後の2~4時ぐらいに眠くなってくるのは、夜に眠くなるのと同じく自然なことだともいわれています。
生体リズムのひとつですから、高齢の方に限らず、眠くなってきたらがまんをしないで昼寝したほうがよいのです。
そして、昼寝タイムは30分を超えないことが大事です。
まわりを暗くすると睡眠が長くなったり、深くなったりしがちなので、周囲は明るいままにして、ソファやイスに座って少し仮眠をとるぐらいがよいでしょう。
また昼寝は遅くとも午後3時までにするようにします。
それ以降に寝てしまうと夜の睡眠に影響するので、眠りの浅い高齢の方は気をつけてください。
昼寝の時間が長くならないように目覚まし時計をセットしておくのもオススメです。
昼寝の直前に、コーヒーや紅茶、緑茶などカフェインの入った飲み物を飲むのもよいでしょう。
カフェインの目覚まし効果は、飲んでから20~30分後ぐらいから現れてくるので、いいタイミングで目覚めることができます。
働いている方も、イスに座って15分ぐらい目をつむるなどして、上手に昼寝できるといいですね。
短時間昼寝の習慣がある人ほど、後々の認知症発症リスクが下がります。
「らくらく認知症予防法 生涯健康脳になるコツを教えます! より」
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脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
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