温度と身体の微妙なバランス――冬眠の謎

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温度と身体の微妙なバランス――冬眠の謎
 
夏には、熱を発散するために、血管が拡張します。
だから、私たちは「赤ら顔」をしているわけです。
全身に血液をよく回転させようとして、心臓もよく働きます。
だから暑いところでマラソンをしたりすると、倒れたりする人が出てきます。
心臓がたえられなくなるからです。
 
このように、暑いというのは、要注意なのです。
 
ところで、私たち人間は「恒温動物」です。
昔は「温血動物」などといいました。
私たちは、水の中に長い間つかっていると、皮膚からどんどん熱が出ていきます。
すると、体温が下がってきます。
すると、寒くてしかたがなくなります。
魚はそれでいいんでしょうが、人間の場合、それは危険な状態です。
 
人間のカラダ()は、33度以下になると、意識を失うようになっています。
ところが、クマなどの動物は冬眠します。
冬眠する動物は、そういう意識を失った状態で冬を過ごすのです。
 
ところが人間は、冬眠しません。
だから、意識を失えば死んでしまいます。
しかし冬眠する動物の場合は、冬眠している間は、やはり体温が下がっています。
体温が下がっていると、身体は働きません。
働かないものですから、ものを食べなくてもいられるわけです。
それで、冬になる前に、いっぱい食べ込むのですが、その体内にため込んでいるぶんだけで、じゅうぶん冬を乗り切れるのです。
 
しかしそれよりも体温がもっと低くなると、さすがの動物クンも寒くなるわけです。
もはや生きられなくなります。
それで、クマなどは厚手の毛皮を着用して、ジッと穴蔵にこもっているわけです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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