午前0時~3時は睡眠のコアタイム

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午前0時~3時は睡眠のコアタイム
 
睡眠は、適当な時間帯に適度な量をとればよいのではありません。
毎日決まった時間、理想的には午後10時以降に、6時間以上確実に眠る必要があります。
 
特に午前0時~3時頃までをコアタイムとして確保してください。
 
この時間帯は成長ホルモンが出て、脳や身体を修理することになっているからです。
これは生体時計で決まっており、タイミングをはずすと脳も身体も上手に修理されません。
 
起きて15時間後に眠くなるサイクル
 
「平日は忙しいから週末に寝だめして、睡眠不足を解消している」という人も多いでしょう。
しかし、休日に2時間以上遅く起きるのはよくありません。
体内時計のリズムが狂い、身体が時差ボケの状態になります。
 
休み明けの月曜日、ゆううつな感じや疲れを感じてしまう「ブルーマンデー」の原因の多くが、この生体リズムの崩れにあります。
ときには、その状態が週の半ばまで続くこともあります。
休日もいつものように起床し、リラックスしましょう。
 
また、人間は起きてから約15時間後に眠くなるサイクルですが、「なかなか寝つけないから」と遅寝・遅起き生活になってしまうと、リズムが崩れて脳にも身体にも負担がかかります。
 
そんなときは、とにかく「遅寝・早起き」、遅く寝ても早く起きましょう。
しだいに夜の寝つきもよくなり、眠りも深くなります。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
 
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
 
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
また、脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
また、人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
 
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