カルシウムが鉛の蓄積を防ぐ/セレンが水銀を解毒する/重金属を解毒する食べ物

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カルシウムが鉛の蓄積を防ぐ/セレンが水銀を解毒する/重金属を解毒する食べ物
 
カルシウムが鉛の蓄積を防ぐ
 
カルシウムレベルが低くなると、その隙をついて鉛が骨に蓄積しやすくなります。
とりわけ、女性は更年期のころからカルシウムを急激に流出させやすいので、要注意です。
 
カルシウムの流出を防がないと、更年期ごろから骨に含まれる重金属が15パーセントも増えるといいます。
そして更年期の後に、骨の組織が壊れるにつれ、この重金属が血液中に放出されます。
 
逆に、カルシウムレベルが高く維持されれば、鉛の体内への蓄積を最小限に抑えることができます。
 
セレンが水銀を解毒する
 
毒物である水銀を撃退するのは、セレンです。
水銀のライバルはセレンなのです。
 
セレンは、小麦胚芽、ブラジルナッツ、大麦、ヌカ、ダイコンに多く含まれますから、ふだんから積極的に摂るとよいでしょう。
 
重金属を解毒する食べ物
 
 メチオニンシステインといった含硫アミノ酸は、水銀、カドミウム、鉛などの重金属を捕らえ、その毒性を抑えます。
しかもシステインは、強力な解毒剤メタロチオネインの原料にもなっています。
 
含硫アミノ酸は、ニンニク、タマネギ、ニラ、鶏卵に多く含まれています。
 
また、アルギン酸やペクチンといった食物繊維は血液中の重金属を捕らえ、排泄してくれます。
アルギン酸はノリやコンブに、ペクチンはリンゴ、ニンジン、柑橘類に大量に含まれます。
昔から11個のリンゴを食べると健康によいと言われてきましたが、リンゴを食べる理由がこれでもう一つ増えたわけです。
「食べ物を変えれば脳が変わる より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

 イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
 
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

 現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

 また、
シナプス形成に必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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