眠り多ければ、元気めぐらずして病となる 睡眠時間と長寿の関係

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眠り多ければ、元気めぐらずして病となる 睡眠時間と長寿の関係
 
 眠りすぎも寿命を縮める。
7時間睡眠が最も長生き
 
理想の睡眠時間は8時間だという説が、長年、流布していました。
その一方で、ナポレオンやエジソン3,4時間しか寝なかったとか、アインシュタインは毎日10時間以上寝ていたなどという話もよく耳にします。
いったい何時間眠るのが、健康にいいのでしょうか。
 
名古屋大学が行った大規模調査によれば、1日の睡眠時間が7時間前後の人たちが最も長生きでした。
このグループと比べると、睡眠時間が短くなるほど、また長くなるほど死亡率が上昇。
ワースト1位は、9.5時間以上眠るグループで、1.73倍、女性では1.92倍も高かったのです。
アメリカの調査でも、1日平均10時間眠る人は7時間睡眠の人より心臓発作の発生率が2倍、死亡率が3.5倍高いという結果が出ています。
 
あまり長く寝ると、浅い眠りが長く続いてしまうため生体リズムが乱れ、さまざまなホルモンの分泌に悪影響を及ぼします。
また、過剰睡眠の人は、糖尿病や脂質異常症になる危険性が高いという報告もあります。
寝不足だけでなく、寝すぎにも注意してください。
 
<スッキリ目覚めの秘訣は「90の倍数」ってホント!?>
 
 体のためには7時間前後眠るのがいいと言われても、忙しくて無理という人もいるでしょう。
また、適切な睡眠時間には個人差がありますし、年齢によっても違ってきます。
「翌日、眠気やだるさを感じず元気に過ごせるかどうか」を目安にしてください。
 
もう一つ、朝スッキリ目覚めたいなら、「90の倍数+寝つくまでの時間」で目覚まし時計をセットすること。
睡眠には、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠があり、その二つがワンセットになって約90分サイクルで繰り返されます。
だから、90の倍数で起床時間を設定すれば、深いノンレム睡眠の真っただ中でアラームがなるような状況を避けられ、さわやかに目覚めることができるのです。
 
ただし、なかには、睡眠サイクルが90分ではなく、80分や120分周期の人もいます。
何パターンか試して、自分のサイクルを把握しておきましょう。
 
※健康な大人の場合、眠るとまず「ノンレム睡眠」には入り、ステージ1(うとうと)2(すやすや)3(ぐっすり)4(さらにぐっすり)と眠りが深まっていきます。
ステージ34は、脳波が大きな波型のデルタ波になるため「除波睡眠」と呼ばれ、体も脳も眠っている状態です。
その後、体は眠っていても脳が活動している「レム睡眠」に移ります。
15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
また、最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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