早起きは三文の得 朝日で体内時計をリセットする

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早起きは三文の得 朝日で体内時計をリセットする
 
 太陽の光を浴びた1416時間後に
睡眠ホルモンの分泌が増え始める
 
私たちの遺伝子には、「サーガディアン・リズム」と呼ばれる約24時間周期の体内時計が組み込まれています。
そして、睡眠やホルモン分泌、体温や血圧の調節など体全体のリズムをコントロールしています。
毎日、ほぼ決まった時間に眠くなったり、目覚めたり、おなかがすいたりするのも、この時計の働きです。
ただ、夜でも絶えず人工の光を浴びている現代人は、体内時計が狂いがち。
そもそもサーカディアン・リズムは、地球のサイクルである24時間より10分ほど長いため、ときどきリセットしないと、就寝時間や起床時間がどんどん後ろにずれてしまうのです。
 
乱れた体内時計をリセットする一番の方法は、朝9時までに太陽の光を30分以上浴びて、地球のサイクルと体のリズムを同調させること。
人間の体には光を感知するセンサーが備わっていて、2500ルクス以上の強い光を目に受けると、体内時計のスイッチがオンに。
その1416時間後から、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌が高まるようセッティングされているのです。
 
さわやかに目覚め、日中バリバリ活動したいなら、やはり、早起きを習慣にしましょう。
日ごろの寝不足を取り戻そうと、休日に寝たいだけ寝たりすると、さらに体内時計のリズムが乱れてしまいますよ。
寝不足だけでなく、寝すぎにも注意してください。
 
<昼はセロトニン、夜はメラトニン
 
 朝、目から入った太陽の光の刺激は、視神経を通じて、脳の視床下部にある「視交叉上核(しこうさじょうかく)」へ。
すると、体内時計のスイッチがオンになります。
 
視交叉上核は、全身に散らばっている体内時計の司令塔。
脳を活性化させ姿勢などを保つ神経伝達物質セロトニンの分泌を増やせという命令を出します。
やる気や集中力のもととなる他の脳内物質の分泌も増やし、日中はだいたいこの状態がキープされます。
 
日が暮れると、体内にたまったセロトニンから睡眠ホルモンのメラトニンがつくられ、次第にその量が増加。
それにともない、体の深部体温や脈拍、血圧が下がり、自然で深い眠りが訪れるのです。
 
メラトニンには、フリーラジカル活性酸素を消去する働きもあります。
また、近年の研究で、がんの増殖を抑え、抗がん剤の副作用を軽減する効果もあることがわかってきました。
15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
また、最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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