プライドを捨て町に出よう 他人とのかかわりが脳を刺激する

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プライドを捨て町に出よう 他人とのかかわりが脳を刺激する
 
孤独感は心も体も蝕む。
外に出て人と触れ合おう
 
地域や時代を問わず、男性より女性のほうが長生きです。
なぜだと思いますか。
女性は基礎代謝量が少ないから、女性ホルモンに血圧を下げる作用があるから、遺伝子や脳の構造が違うから……などいろいろいわれていますが一般に女性のほうが社交的で、おしゃべり好きだということも、大きな要因の一つでしょう。
グチや、とりとめのないおしゃべりは、ストレス解消に役立ちます。
人と会って会話をするという行為そのものにも、脳を活性化する力があるのです。
 
一方、男性は自分の内面を吐露するのが苦手で、意味のない会話をバカにする傾向が強い。
また、リタイアしてからも、会社というタテ社会の中で生きていたときの価値観やプライドにとらわれ、趣味のサークルや老人会のようなヨコ社会でのコミュニケーションが、なかなかうまくいきません。
その結果、家にこもりがちになり、孤立化してしまう人も少なくありません。
 
孤独感は、人間の心と体を蝕みます。
会話という刺激がなければ、脳も萎縮してしまいます。
ちんけなプライドや、「男は無口なほうがいい」といった古い男らしさへのこだわりは、捨てるが勝ち!
積極的に外に出て人と触れ合い、おしゃべりを楽しんだほうが、人生は豊になるし、長生きもできるのです。
 
<人と向き合って話すだけで脳を鍛えられる>
 
 誰かと向き合って話をしているとき、私たちの脳では、いろいろな部位が活発に働いています。
聞くことにかかわる聴覚野。
言葉を聞き分けるウェルニッケ野
記憶にかかわる前頭葉や海馬。
文章を組み立て、舌・喉・唇を動かして言葉を発するブローカ野。
見ることにかかわる視覚野。
相手の表情を認識する側頭葉下部。
相手に共感する前頭前野の腹内側、顔や体を動かす運動野etc……。
会話というのは、広範囲に脳を鍛えてくれるものなのです。
相手の話に興味を持ってしっかり聞き、あれこれ考えながら話をするほど、脳は活性化していきます。
 
他者との交流は、健康にもプラスの影響を与えます。
東北大学の研究によれば、町内会や自治会といった地域活動、趣味の集まり、ボランティアなどに週1回以上参加している人は、めったに参加しない人に比べ、不安や抑うつなどを感じる頻度が少なかったそうです。
また、内閣府の調査では、住民同士のつながりが強い地域のほうが、うつ病や心疾患になるリスクも、死亡率も低いという結果が出ています。
15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
また、最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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