生活習慣を直していくなら、ぼちぼち、ユルくが最高

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生活習慣を直していくなら、ぼちぼち、ユルくが最高
 
東洋医学でいうところの「未病」という考え方をご存知でしょうか。
これは、「明らかな病気ではないけれども、健康とも言えない状態」を言います。
 
たとえ、健康診断や検査で異常がなくても、ちょっとした心身の異変を感じていたとしたら、それが心身のトラブルのサインであることは多いものです。
もし、いつもと違う何かを感じたときは、原因を明らかにして、予防に努めるのが理想です。
 
2000年以上も前の中国の書物『皇帝内径素問』には、こう書かれています。
「聖人は未病を治す」
 
これは、素晴らしい考え方ではないでしょうか。
 
ひるがえって、現代の日本では「先制医療」という新しい考え方が、広まりつつあります。
これは、「病気の発症前に診断や治療的介入を行って、発症そのものを防止させたり、遅らせよう」という考え方です。
 
「遺伝子検査を、誰もが気軽に受けられるような(経済的)安さにしていきましょう」というのが、先制医療の考え方です。
つまり「異伝素因のところから、医療が積極的に介入していこう」という概念です。
 
この話を動脈硬化に置き換えて考えてみましょう。
 
動脈硬化をなるべく遠ざけるためには、先制医療の考え方で、遺伝子のレベルから予防策を講じたほうがよいのでしょうか?
 
個人的には、先制医療まで踏み込まず「身近に未病に通じるものを治していく」という姿勢でよいと感じています。
なぜなら「いつ動脈硬化を起こすか」という問題は、遺伝素因より、環境要因のほうが大きいからです。
 
もちろん、先制医療で対策が取れるのであれば大歓迎ですが、莫大なお金がかかることでしょう。
それより「健康的な食事をして、楽しく暮らすこと」を心がけるほうが、効果が高いように思います。
 
たとえば、心臓トラブルの原因が高血圧である場合は、患者さんの1日の血圧について。
糖尿病が原因であるようなら、食生活について。
「特殊な難病以外は、患者さんのライフスタイルがすべてを語っている」
だからといって、禁欲的な暮らしを推奨するわけではありません。
行動を制限するようなことは言わず、縛り過ぎないルールの中で「ゆっくりぼちぼち」という姿勢です。
 
 特に動脈硬化の予防には、「楽天的な生き方や考え方をするのがよい」と言われています。
「人間に完璧はない」くらいの大らかさで、「ぼちぼち」と、健康管理を楽しんでいきませんか。
 
 自分にとって「やめられない“悪いこと”」「ちょっと頑張ればできること」を見直しましょう。
そしてさらに、よい意味で「天秤かけて」いってほしいのです。
それが、楽しくぼちぼちと病気とつきあって、健康寿命を延ばしていくコツです。
「しなやかな血管が健康の10割 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

 一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切です。
 
 人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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