外食はできるだけ避けるほうがいい?

イメージ 1
外食はできるだけ避けるほうがいい?
 
外食のときに特に気をつけるべきは、「塩分の摂りすぎ」「オメガ6脂肪酸の摂りすぎ」「カロリーの摂りすぎ」の3つ。
 
同じメニューでも、家で食べるよりも塩分が多くなりがちです。
ラーメンは、その典型。
スープまで飲み干せば、それだけで1日の塩分量はオーバーしてしまいます。
 
忙しいお昼に便利なそばやうどんは、あっさりしているように見えて、ラーメンのスープ同様に、つゆが塩分多めです。
ですから、うどんそばを食べたいときには、ざるうどん・ざるそばがおすすめ。
麺全体をつゆに浸すのではなく、先のほうをちょこっとつけて、つるつるっといただきましょう。
 
外食をするときには、一杯・一皿で完結するメニューは避けるようにしています。
 
糖質が多いし、家でつくるよりも塩分が多くなりがちで、調整もしにくいからです。
その点、定食タイプであれば、醤油やソース、ドレッシングをかけない、漬物やみそ汁だけ残すなど、ちょっとした心がけで減塩することができます。
 
カロリーを摂りすぎないようにするには、食べすぎないということに尽きるのですが、特に酒の席は、ついつい自制心が緩んでしまいがち。
その上、お酒が進むような塩分・脂質多めの味の濃いメニューが多いので、要注意です。
 
特に、お酒を飲みながらの炭水化物は、脂肪肝になりやすい。
 
というのは、お酒と炭水化物を一緒に摂ると、体はまずアルコールを分解しようとします。
アルコールが代謝されるまでには数時間かかるので、その間、炭水化物は代謝されず、血糖となって血管内をうようよ漂うことになるのです。
そして最終的には、寝ている間に肝臓や脂肪の組織で脂肪に組み替えられ、脂肪肝になってしまう。
また、アルコール自体にも体に脂肪を溜め込む作用があるので、太りやすいのです。
 
肥満になる人は、やっぱり食べ過ぎています。
消費カロリー以上に食べてしまっているので、味が濃く、カロリーを摂りやすい外食ではメニュー選びに特に気をつけましょう。
 
◆「アマニスト」のすすめ
 
 オメガ6脂肪酸は、体内で、動脈硬化を進めるアラキドン酸に変わります。
 
 オメガ6脂肪酸を減らして、動脈硬化を防ぐEPAに変わるオメガ3脂肪酸(アマニ油、エゴマ油、魚油など)を増やすことも、外食で気をつけたいポイントです。
 
 ひとつには、魚料理を選ぶということ。
魚にはEPAがたっぷり含まれています。
サンマ1匹分を毎日食べ続ければ、脳卒中や心臓病で死亡するリスクが2割減るという研究結果があるほどです。
ただし、食べ方に注意が必要です。
いちばんは、生。
生で食べたくないときには、ホイル焼きがベストで、少しEPAは減りますが焼き魚、煮魚でもいいでしょう。
でも、フライはおすすめできません。
 
 もう一つ、アラキドン酸の割合を減らし、EPAを増やすためおすすめなのは、オメガ3系の油を足すということ。
アマニの粒をローストした「ローストアマニ」を持ち歩き、肉やスープ、炒め物などにちょっとふりかけると、それだけでバランスが良くなります。
 
 次の点に注意して、「アマニスト」になりましょう
 
 ・アマニ油は酸化しやすいので1カ月をめどに使い切る
  (ローストアマニは酸化の心配なし)
 ・アマニ油は冷暗所で保管する
・アマニ油は「低温圧搾」「コールドプレス」と表示されているものを選ぶ
・脂質が主成分なので摂りすぎは禁物。1日の摂取量は小さじ12杯程度に
「人は血管から老化する より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
また、一般にビタミンB群は協力して働いているため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
 
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!