人生のピークを長くする

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人生のピークを長くする
 
自分は、一度限りの人生を生きている。
言葉にすると、当たり前のように聞こえますが、人は病気になってはじめて、「もっと食事に気をつければよかった」「面倒がらずに検診を受けておけばよかった」と後悔するものです。
 
心身ともに健康である状態を長く維持することは、簡単なことではありませんが、正しい知識をもとにこつこつと続ければ、十分に可能なことです。
 
その重要な裏付けとなる研究結果が最近になって発表されました。
 
世界がん研究基金(WCRF)と米国がん研究協会(AICR)が提案する、がんを予防するためのライフスタイルの実践度合いと死亡率を調べた研究です。
研究対象は、欧米各国の25歳から70歳の38万人の男女でした。
 
がん予防のためのライフスタイルは、「植物由来の食品を中心にとる(野菜や果物、豆類と精製度の高い穀物を食べる)」「体重を管理する(BMIは18.5~25の範囲内に)」「身体運動の習慣を持続させる」「アルコール類の摂取は極力避ける」「食品添加物・保存料・残留農薬の摂取を避ける」「調理温度はできるだけ低い温度にする」「焦げた肉類を食べない」「喫煙しない」など、すべてを実践するのは難しいな、と感じるような厳しい指針です。
しかし、13年にわたる研究の結果、守られているライフタイルが多いほど、男女とも死亡率が最大で34%も低下することがわかったのです。
 
健康のお手本となる生活習慣を一つでも実行することが死亡率を下げ、病気の予防につながる、ということがこのような大規模な調査によってわかったということです。
 
お酒も甘いものも、控えたほうがいい。
でも、「わかっちゃいるけどやめられない。」
運動は面倒だからしたくない――よく耳にする言葉です。
しかし、体に悪い習慣は、人生のピークを必ず、短くします。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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