1日1食は健康を害する

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1日1食は健康を害する
 
 太っているから栄養が十分だとは言いきれません。
なぜなら炭水化物をたくさん摂っていれば太るからです。
そうした太り方では栄養が足りなくなります。
 
とくに現代は外食が多いので、気づかないうちにカロリー過多なのに栄養は不足していて肥満体になっている人はたくさんいます。
その状態でダイエットのために極端な食事制限をすると栄養失調を助長し、健康を害します。
 
1日1食はまったくナンセンスです
血管はたんぱく質アミノ酸からつくられます。
1食ではたんぱく質が足りないので、血管が再生されず20年後にはボロボロになって、壊れやすく、詰まってしまうでしょう。
動物性食品をカットするマクロビオティック(Macrobiotic)も同様です。
 
食事は1日2食が理想です。
朝と夕方早めに食べる2食です。
しかし、働いている時間もあるため、誰もがそうした食生活を送れるわけではありません。
 
3食を食べるなかで、お昼をしっかり食べたら夜は少なめにする。
夜に会食が入っていたら、お昼を少なめにするなど調節していく必要があります。
 
「朝はスムージーだけ」「青汁を1杯欠かさず飲んでいる」という食生活もおすすめできません。
たしかに両者ともビタミン豊富でよい食品だと思います。
 
しかし、腸内フローラは人それぞれ異なるため、体質に合わない人もいます。
腸内フローラのバランスが崩れると、下痢や便秘を起こし、ひどいと腸炎クローン病潰瘍性大腸炎、最悪はガンにもなりえます。
 
「青汁が身体にいいから」「ヨーグルトがいいから」と聞いて、そればかり食べるのではなく、自分の身体(腸内細菌)に合ったものをバランスよく食べましょう。
 
忙しい朝はスムージーが手軽かもしれません。
でも、休日は卵、サラダ、ハム、味噌汁を食べるなど、さまざまな食材を口にして、バランスの取れた食事をしてください。
「老いるほど血管が強くなる健康法 より」
 
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欧州で広まる完全菜食主義の弊害
 
今年8月、イタリアで、子供に完全菜食を強いる親に対し、禁固刑の罰則を与えるという変わった法案が議会に提出されました。
肉や魚を食べない人を菜食主義者の「ベジタリアン」と呼ぶのに対し、肉や魚だけでなく、卵、バター、はちみつなど、動物搾取による製品も食さない人を完全菜食主義者の「ビーガン」と呼んでいます。
 
つまり、イタリアでは、子供に肉、魚、卵などを与えないビーガンの親は、法律で罰せられるべきという議論が持ち上がっているのです。
なぜ、このような法が提案されるに至ったのでしょうか。
 
イタリアでは、ビーガンが人間にとって、著しく健康に良いという考えが普及した結果、動物性の食物をすべて取り除いた食事を子供たちに強要する傾向が見られるのです。
 
このブームが影響し、ここ最近では、乳幼児や2歳の子供たちが栄養失調で病院に運ばれ、時には、危篤状態に陥る事態などが発生。
幼少時に必要なプロテイン、ビタミンD、B12、カルシウム、オメガ3、鉄分などがビーガンには足りないという問題が危惧されているのです。
 
確かにお肉を食べなければ、ベジタリアンですが、ただそれだけでは、健康的なベジタリアンとは呼べません。
お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。
それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を私達の体に提供できる野菜はありませんから、お肉を食べずに体を健康的に保つには、それなりの方法を知らなくてはなりません。
 
また、ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、果物、種実はありませんから、ビタミンB12の欠乏症に陥るベジタリアン/ビーガンが多いのが現状です。
動物性食品以外では、発酵食品、海苔に含まれているのみです。
これだけは必ずしっかり毎日の食事に加えるようにしましょう。
造血力を高めるためには、ビタミンB12を摂ることも必要です。
 
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