どのように味覚を変えればいいのか?

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どのように味覚を変えればいいのか?
 
私たちの味覚は私たちの食生活からつくられます。
加工食品、味の濃いもの、炭水化物、脂っこいもの。
こうしたものを好んで食べている人は、その食事体験の中で「おいしい」という記憶が頭に残ります。
 
長年培ってきた食生活をいきなり変えるのは簡単ではありません。
でも、少しずつ努力していけば、口腔内の粘膜が修復して本来持っている正常な味覚を取り戻せます。
 
真っ先に減らしたいのは、ジャクフードとたばこです。
やめるためには、最初の3ヶ月が肝心です
医者を活用しましょう。
診察をしてもらい、3ヵ月後にふたたび医者へ行って報告してください。
三者の力を借りないと、なかなか嗜好は変わりません。
 
とくにたばこは口、食道、胃の粘膜に炎症を引き起こします。
胃炎や食道炎になっている人はたくさんいます。
口の粘膜がやられて、その唾を飲むと胃炎になり、げっぷをするので食道炎になります。
食道がんも非常に多いわけです。
 
たばこをやめたら太りはじめたというのは、胃や腸の炎症が治まって消化酵素が出やすくなるため、消化がよく食べすぎてしまうからです。
 
ニコチンは血管を攣縮(けいれん性の収縮)させます。
発がん性もあります。
気管、肺などの粘膜が炎症を起こして、細胞が壊れると、修復するときにがん細胞となる異型細胞ができます。
 
コーヒーもたばこ同様に摂りすぎると、カフェインの作用で胃から消化酵素(トリプトファン)が出にくくなり、消化・吸収がうまくできません。
 
また、カフェインもニコチンと同じように血管を収縮させます。
コーヒーを飲んでしゃきっとするのは栄養ドリンクと同じ効果です。
 
反対に少量のお酒は末梢の血管を開きます。
血圧が下がり、血の巡りがよくなるため、身体にいいと言われます。
とくに赤ワインには抗酸化作用のあるポリフェノール含まれています。
酸化した中性脂肪コレステロールを減らすので血液がさらさらになります。
 
ただし、呑みすぎると、末梢の血管を開きすぎて、循環する血液量も増えます。
その分、心臓に負担がかかってしまいます。
「老いるほど血管が強くなる健康法 より」
 
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動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。
そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。
このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
 
もしビタミンB群のビタミンB12・B6や葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を少なくする働きがあります。
 
また、ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若返りにもつながると考えられます。
 
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