なぜ、だれも「正しい風邪対策」を教えてくれないのか?

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なぜ、だれも「正しい風邪対策」を教えてくれないのか?

 

風邪は誰もが知っている、身近な病気です。

しかし、どうすれば風邪を予防できるのか、確かな情報を得ることは難しいものです。

それには、理由があります。

風邪は、主にウイルスに感染することを原因とした病気です。

風邪の原因となるウイルスは200種類以上あります。

「風邪」とは、1つのウイルスを原因とした特定の病気を指すのではありません。

無数にあるウイルスの中の、いくつかが引き起こす症状の「総称」と言えるのです。

100人いれば100通りの風邪があり、原因もそれぞれ、症状もそれぞれです。

そして、「風邪の治し方」は、正直、医者泣かせです。

最先端医学でも明確なメカニズムは解明されておらず、風邪には根治療法や特効薬がいまだに存在しないからです。

どんな名医でも、風邪を予防・根治する100%完璧な方法を知らないのです。

最近の医学では、「科学的根拠に基づく医療=EBM(エビデンスベースド・メディシン)という考え方が主流になりつつあります。

EBMは、医者の個人的な経験や過去の慣習などに依存した治療法を見直し、科学的に調査された研究成果に基づいて医療を実践することをさします。

とくに、西洋医学の医療において重視されている概念で、このEBMという考え方によって、医学は今も進歩し続けています。

しかし、風邪は、このEBMにおいても発展途上の病気です。

毎年、新しい研究によるエビデンスがつみあがっています。

すべての風邪ウイルスをやっつける「一撃必殺の技」は、どんな名医も持ち合わせていないのが現状です。

 

人間は、だれでも風邪をひきます。

米国の統計調査によれば、人は一生のうちで200回ほど風邪をひくと言われます。

ビジネスパーソンが仕事を休む理由の4割が風邪であるという調査もあります。

風邪をひくたびに1~2日欠勤したとすれば、職業人生の丸1年以上が風邪に潰されます

かぜは、一番身近にある、最大のリスクだと言えます。

 

風邪をこじらせる人、1日でケロッと治す人

 

後輩に、よく風邪をひく内科医がいます。

しかし、翌日には何事もなかったかのように出勤してくるのです。

そこで、「よく風邪ひくけど1日でケロッと治すよね。何してるの?」と質問しました。

すると彼は「早期発見早期休息ですよ」と即答しました。

あなたの周りにも、いつもパワフルで全然会社を休まず、ちょっと体調を崩しても、翌日にはピンピンしているような人はいませんか?

彼らは、自分の身体の異変に素早く気づき、生活のすべてを「風邪モード」に切り替えて即時対応することで、速攻回復しているのです。

ここでは、そういう人を「一流」と定義します。

(症状と時間の関係をグラフにすると、)普通の人は、富士山のような高い山型をとります。

それに対して、一流は、なだらかな丘のようなラインを描きます。

一流は、風邪をひかないのではなく、重症化させずに即回復する方法を身につけているために、周囲から風邪をひいているように見えないのです。

「一流の人はなぜ風邪をひかないのか? より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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イライラ、怒りっぽくなったらすねをさする

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イライラ、怒りっぽくなったらすねをさする

 

イライラは肝の病。

ストレスがたまって肝が弱ってくると、イライラ、怒り、妬みなどが出てきます。

やろうとしているのにできない、自分で思ったとおりに事が運ばない、そんなときはもうイライラは頂点に。

肝は筋肉とも関係しているので、ふくらはぎの筋肉がうまく働かなくなり、転びやすくなったり、足がつることもあります。

 

いつもと同じことなのに、きょうにかぎってイライラしたり、怒りっぽくなっていると感じたら、肝の経路が通っているすねの骨を、下から上に向かってマッサージするようにさすりましょう。

すねの上を押してみると、予想以上に痛く感じる人も多く、なかにはズキンと痛みを感じる人もいるはずです。

痛みを感じるということは、肝が弱っている証拠。

肝の経路の気・血のめぐりが悪くなっているので、よくさすって、気・血のめぐりをよくしましょう。

 

さすることでイライラは少しずつおさまり、足もつらなくなるはずです。

膝もみもイライラ解消に効果があるので、おふろ上りや寝る前によくさすっておくとよいでしょう。

 

ストレスがたまってきたら“酢の物”

 

ストレスがたまってくると、五臓の中の肝がやられてきます。

肝が悪くなると、爪がガタガタになったり、目が悪くなったり、すっぱいものがほしくなります。

自然に怒りっぽくなり、人を呼ぶときも「おい!」と怒り口調に。

平常心がだんだん保てなくなってきてしまいます。

 

昔から、肝が弱ったらすももを食べなさいなどといわれてきました。

弱った肝を回復させるには、すっぱいものを食べるとよいとされているからです。

 

とくに若い男性など、酢の物を嫌う人も多いようですが、酢の物でなくても、すっぱいものならば、レモンでもクエン酸でもかまいません。

 

ストレスはまず肝にダメージを与え、長引くと腎も弱ってきます。

そうなるとやる気がなくなりエネルギー不足になってしまいます。

ストレスを感じたときには、腎までやられてしまう前に、酸味をいつもより多めにとるようにしましょう。

逆にすっぱいものを欲しているときは、素直に酸味のあるものを食べることもたいせつです。

 

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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」

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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。

細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。

細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12の働き

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ストレスで苦しい毎日に内関指圧

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ストレスで苦しい毎日に内関指圧

 

悲しくつらい気持ちのときや、気持ちが落ち込んで眠れないとき、苦しくて誰かに話を聞いてもらいたくてしかたがないとき、そんなときは「内関」を指圧しましょう。

 

内関は心臓を包む心包(しんぽう)の経路にあるツボ。

心を落ち着かせる作用があります。

緊張しがちな人は、内関に目印の点を書いたりシールをはったりしておき、いつでもすぐにそこを押さえられるようにしておくと、それだけで安心できるはずです。

 

数に集中しながら内関を「いち、に、さん、し、ご」と押し、「いち、に、さん、し、ご」と抜くのを何回かくり返していると、気持ちが穏やかになってきます。

眠れないときに、目をつぶって羊を数えると眠れるといいますが、人間は数に集中しやすい性質があります。

内関指圧も数に集中して続けていると、沈んでいた気持ちから離れることができます。

押すときは手首を少しそらしぎみにすると効果的です。

 

あおむけになってゆっくり押していると、だんだん眠くなるので、眠れないときにもおすすめです。

また、内関は自律神経を調整するツボなので、乗り物の酔い止めにも効果があります。

 

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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」

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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。

細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。

細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。

 

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小さな疲れをためないための毎日の生活「深い呼吸」

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小さな疲れをためないための毎日の生活「深い呼吸」

 

私たちは、ふだんは無意識に呼吸をしています。

呼吸には、浅いところで行う胸式呼吸と、横隔膜を使って深く息を吸い込む深呼吸の2種類があります。

呼吸が浅い人は、メンタルが弱くなっていく傾向にあります。

深呼吸をすると苦しい、途中でやりにくくなる人は、精神的に疲れている人が多いのです。

 

東洋医学では、呼吸は肺と腎の両方で行うと考えます。

肺に空気をしっかり入れる力、そして肺の空気を体の下まで引っぱってくる腎の力、この二つがよい呼吸をするために必要です。

生命力が弱く、体調がすぐれない人は、腎の力が足りないため、深い呼吸ができずに浅い呼吸になります。

肩で息をしているような状態です。気持ちが落ち込んでうつぎみの人も腎が弱くなっているので、深い呼吸ができません。

 

1日1回でいいので、深呼吸を意識して行うことが大事

 

元気で過ごすために、深い呼吸を毎日意識して行いましょう。

キラキラした「清気」を鼻から吸い込み、体の中がきれいな空気で満たされ、体が透明になっていくイメージで、吐くときは体の中にある濁った気を全部口から出すイメージで行いましょう。

自律神経にはこうしたイメージ力が非常にたいせつ。

よい気をとり入れてめぐらせることで、健康や長寿を得るという、東洋医学の「導引」の考え方と同様です。

 

まずは7秒から始めます。最初に軽く吐いて体の中をからにしてから、7秒ゆっくりと鼻から吸います。

そして7秒かけてゆっくりと吐きます。これを3分間続けます。うつぎみだと胸が広がらず7秒でも苦しいことでしょう。

 

7秒ができるようになったら、14秒、21秒、30秒と長くしていきます。

14秒の深呼吸を2~3分続けるだけで、想像以上に疲れるはずです。

筋肉も使うので、ダイエットにもなります。

21秒の深呼吸では、肩甲骨も開くので、脳もすっきりします。

30秒になるとかなりきつく感じるでしょう。

慣れてくれば、30秒かけてゆっくり吸い、30秒ゆっくり吐くことができるようになります。

 

1日1回、とくに時間を決めなくてもよいので、この深い呼吸を実践してください。

なんだか疲れたなあと思ったときや、何かしている合間に深呼吸を思い出すとよいでしょう。

夜に負荷をかけると眠れなくなるので、夜寝る前だったら1分程度にします。

風が通らないようなところでは、よい気をとり入れられないので、できるだけ清潔な場所で行うようにしましょう。

 

横隔膜のかたさをとるのは肩甲骨で

 

深い呼吸ができるか否かは横隔膜が関係しています。

横隔膜は息を吸うと緊張して張り、吐くとゆるみますが、かたくなって動きが悪くなると、肋骨を押すと痛むようになります。

東洋医学でいう胸協苦満(きょうきょうくまん)の症状です。

こうなると、ストレスを感じやすく、うつ症状になりやすくなります。

 

横隔膜のかたさは、肩甲骨を動かすことでとることができます。

まずは両手を指先からひじまで前で合わせ、上を向けたまま、ひじをできるだけ高くあげてみましょう。

ひじがあごの高さより上にあがれば、肩甲骨がよく動いているということ。

これができないと横隔膜の動きが悪くなっています。

 

毎日気づいたときに行っていると、だんだんあがるようになります。

肩甲骨の動きがよくなってくると、肩こりもよくなって、首にいく血流量もふえて頭もすっきりしてきます。

さらに呼吸が楽になって、気持ちも前向きになります。

 

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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」

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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素とも協力し合うので一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

また、ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

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小さな疲れをためないための毎日の生活「眠る」

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小さな疲れをためないための毎日の生活「眠る」

 

すごく疲れているときに、たっぷり寝る時間があるにもかかわらず3~4時間で目が覚めてしまう。

これは疲れすぎて「眠る力」が不足している状態です。

寝続けるためにも体力が必要。

しかし運動能力と同様に、年齢とともに睡眠力も落ちてきます。

高齢者が早く起きてしまうのはこのためです。

 

健康な体を維持するために、よい睡眠はとてもたいせつです。

人によって短時間睡眠で大丈夫という人もいるでしょうが、一般的には7時間前後の睡眠時間が必要とされています。

とくにたいせつなのは、日付が変わる前に眠ること。

陰が極まる深夜0時前に眠りに入ると、たくさんの陰分を吸収して深い眠りに入ることができます。

 

おなかを温めてぐっすりと眠る

 

生命エネルギーである「気」は、1日に体を50周していると考えられています。

日中は体表を25周しながら、さまざまな邪気が侵入してこないようにバリアを張る働きをしています。

そして夜の時間帯には、体内を25周して、体のさまざまな部分を修復します。

この夜の時間帯に、しっかりと睡眠をとって体を休めないと、修復作業が十分できずに、それが翌日に疲れとなって残ってしまうのです。

 

日々の疲れを残さないよい睡眠をとるためには、寝る前におなかを温めることをおすすめします。

おなかを温めると気が充実して、眠る力が出てきます。

体の中心線を温めると、気持ちを落ち着かせる効果もあります。

 

温め方は、おなかの上に蒸しタオルやカイロを当てると簡単です。

さらに興奮作用のないお茶などを飲んで体の中から温めると、よく眠れるようになります。

プラスして中脘に手を当てて呼吸すると、おなかにたまった息で指圧効果が生じ自律神経を安定させるので、深い眠りを得られます。

 

おへそ周りはストレスの巣

温めればストレスも緩和できる

 

おへそ周りは大事なツボがあるので、ここを温めると、よく眠れるだけでなく、たまってしまったストレスの発散にもなります。

 

おなかを押して拍動があったり痛みがあるときは、東洋医学では「瘀血」と診断します。

瘀血とは、よどんだドロドロした血液のようなもので、ストレスがたまっている人には必ずあるものです。

 

原因は冷えからくることが多く、瘀血の人はさわるとひやっとするほどおなかが冷えています。

冷えるとおなかがかたくなり、おなかから「くの字」に曲がって自然に下を向くようになります。

そんな下向きの姿勢になると、ストレスに対応できません。

ふだんならがんばれることががんばれなくなる、ふだんだったらくじけないようなひと言で今日は心が折れる、そういうときに、おなかに手を当てると冷えていることに気づくはずです。

おなかが冷えていると体の免疫力も心の免疫力も下がってしまうのです。

 

温かくしておくと血は固まらないですむので、とにかくおなかを温めましょう。

おなかの周りのツボは中脘、天柩、関元。

中脘は胃のど真ん中、天柩はエネルギーがたまる場所、関元は元気がせき止まるところです。

この部分を温めると、前身の血のめぐりがよくなって、さまざまな不調の回復が早くなります。

しっかりとツボの位置が分からなくても、おへそを中心に温めれば大丈夫。

温かい手で押さえるだけでも楽になってくるでしょう。

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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」

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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素とも協力し合うので一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

また、ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

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小さな疲れをためないための毎日の生活「食べる」

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小さな疲れをためないための毎日の生活「食べる」

 

東洋医学では、不調があらわれたときに、「食べられるか」「食べられないか」を重要視します。

それは生きるためには「食」がたいせつで、食欲があるうちは大丈夫、食欲がなくなったら要注意と考えるからです。

食事によって病気を予防・治療する食養生が発達したのもこのためです。

 

生まれたときから体に備わっている生きる力を「先天の精」といいますが、これに対して、食べることから得るエネルギーは「後天の精」といいます。

この後天の精は、先天の精を補充する力を持っています。

後天の精を体内にとり入れることで、体は疲れても、回復して再び元気に動き続けることができます。

 

後天の精が体に蓄積できていないと、心身にさまざまな不調が起こります。

忙しいと毎日の食事をおろそかにしがちですが、食こそが、毎日の生活でいちばんたいせつにしなければならないことなのです。

楽しみながら、おいしくいただくことが精を養います。

 

<中脘(ちゅうかん)>を押しながら息を吐き、消化器系をととのえる

 

朝、起きてすぐは、おなかがすいていない、昨晩のお酒が残っている、食べたものが消化しきれずに朝ごはんが食べられないという人も多いことでしょう。

朝ごはんは1日のエネルギーの源、朝ごはんを食べるのと食べないのでは雲泥の差がつきます。

朝は食欲がなく、朝食をとれないという人は、朝起きてすぐに布団の中で「中脘」のツボを押してみましょう。

 

中脘は胃袋を動かすツボ。

ここを親指で押しながら息をフーッと吐きます。

1、2、3、4、5と数えながら押して、1、2、3、4、5と数えながらゆっくりと圧を抜きます。

これを3回くり返すと、胃が動き出し、朝ごはんが食べられるようになります。

 

五味をバランスよく食べる

 

病気の予防や未病を改善するために、ぜひ食事で意識してほしいのが、「五味」です。

これは、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(しおからみ)の5種類の味の特性のことです。

 

五味はそれぞれ特有の作用があり、五臓の肝・心・脾・肺・腎と関連しています。

たとえば肝が弱っているときには酸味のあるものを食べるとよいとされ、肝が弱っているときには、酸味のものが自然にほしくなります。

肝は、筋肉と関係があります。

運動したときに酸っぱいレモンやクエン酸などをとると元気になるのは、理にかなっています。

 

よい食事とは、毎回の食事に五味がすべてそろっている食事です。

五つの味をそろえるとなると負担に思うかもしれません。

料理で全部そろえなくても、梅干しを添えたり、みそ汁や緑茶を飲むなどして、足りない味をプラスすればよいのです。

無理をすると続かないので、ある程度の手抜きは許容しながら、まずは五味をそろえる食事を心がけましょう。

 

旬の食材を食べることもたいせつです。

旬の食材は、栄養価が高く、よい「気」をたくさん含んでいます。

暑い夏には体を冷やすきゅうりやトマト、寒い冬には体を温めるねぎやしょうが、というように、旬の食材は、一年を通して健康に過ごすために役立ちます。

 

《五味の作用》

 

酸味(すっぱいもの)

・筋肉を引き締める収れん作用があり、汗や尿がもれ出ないようにする働きがある。

・酢、梅干し、トマト、かんきつ類、いちご、キウイなど

 

甘味(甘いもの)

・滋養強壮や精神的な緊張をゆるめる作用があり、体を元気にする働きがある。

・さつまいも、とうもろこし、大豆、米、かぼちゃなど

 

苦味(苦いもの)

・余分なものを排出させる解毒作用があり、体内の熱を外に出す働きがある。

・セロリ、ゴーヤー、緑茶、たけのこ、ピーマンなど

 

辛味(辛いもの)

・滞っているものを発散させる作用があり、気・血の流れをよくする働きがある。

・ねぎ、しそ、しょうが、とうがらし、さんしょうなど

 

鹹味(しおからいもの)

・かたいものをやわらかくする作用があり、便通をよくする働きがある。

・みそ、しじみ、えび、海藻類、かになど

 

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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」

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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素とも協力し合うので一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

また、ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12の働き

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健康寿命を延ばす最後の一押しとは

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健康寿命を延ばす最後の一押しとは

 

健康寿命は食生活と運動、喫煙などの生活習慣、受け継いだ遺伝子のタイプ、人種による体質の違い、医療水準や医療制度、健康と医療に関する知識など、多くの要因が重なり合って決まります。

アメリカの心理学者エレン・ランガー博士の研究が明らかにしたのは、そこに、心のありようも加わるということでした。

考え方が寿命に与える影響については研究が始まったばかりですが、健康寿命を延ばす条件がいくつかそろったところで最後の一押しとなったり、体力が落ちたときに下支えしたりする可能性は十分あります。

 

診察のとき、「悪いところがあちこち出てきちゃってね。歳も歳だし、しょうがないね」と不満そうに言う人がよくいます。

もう人生も下り坂なのだから、これからは悪くなる一方だろう。

あきらめるしかないじゃない。という意味でしょう。

言葉は悪いのですが、体調不良を歳のせいにして、「だから、何もしない、できない」と言っているように聞こえます。

 

そんなときは、「体は道具と同じで、しっかり手入れすれば長く使えます」と答えることにしています。

職人さんにとって道具は何よりも大切なものなので、一日の作業が終わると時間をかけて丁寧に手入れします。

仕事は翌日も、その翌日も続いていくからです。

長年使いこんだ道具は古さを感じさせず、使いやすく手になじみ、つやつやした木目や刃が美しさを放っています。

 

20歳若くなった気持ちで生きるというのは、「明日もあさっても人生が続く」と考えることです。

まだ先があるとなれば、体調不良を「仕方ない」で片付けるわけにはいきません。

食生活や生活習慣に気を配り、必要に応じて治療を受けて、体をしっかり手入れすべきでしょう。

5年後、10年後には大きな違いが生まれます。

これこそが健康寿命を延ばすということなのです。

 

「百活」は一日にしてならず

 

 100歳、110歳を超えても元気な人は共通の生活習慣を持っていますが、他にも似ている点があります。

体調が実際によくなる習慣を見つけると、気軽に日々の暮らしに取り入れて、何年、何十年と続ける柔軟性と真面目さです。

 

「人間は習慣の生き物である」というように、人生を作り、人生を変えていくのは習慣の力です。

健やかに長生きしたいなら、健康寿命を実現した人の考え方もまねてください。

繰り返し行うことで、いつか自分の習慣になったとき、年齢を重ねるのが楽しくなるでしょう。

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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