おすすめ春の食材

おすすめ春の食材
安定しない陽気で、イライラしがちな日に食べたい食材です。

☆ 春 ☆
花芽や木の芽の苦味を食べて、不安定な心と体調をととのえる

春の野山では土から新芽がのぞき、木々の花芽がふくらみ、自然界すべてのものが活動をはじめます。
人の暮らしも新しい生活がスタートする季節。
新しいことに向かって期待に胸がふくらみ、やる気もあふれるはずなのですが、春先は三寒四温に戸惑い、花のころは花冷えにさらされ、新緑のころは天候が安定しても今ひとつ体調がすぐれず、春に体調不良を訴える人は意外に多いのです。
「木の芽どきの病」といった言葉もありますが、毎年この時期になると、病院の外来は患者さんであふれます。
花粉の舞う季節でもあり、外に出ることを恐れる人も多いでしょう。温度に対応できない体の冷え、そして環境の変化などのストレスからくる体調不良で、アレルギー症状も出やすくなります。
この時期を乗り越えるには、野山に芽吹く山菜や花菜(菜の花、ふきのとうなど)を食べるようにします。
山菜や芽のものには、植物が活動をはじめるのに必要な良質のたんぱく質や、多種多様なビタミン、ミネラルが含まれます。
こうした山菜や花菜、木の芽は苦味をもち、アルカロイドという苦味成分には、人の細胞を活性化する作用があります。これを食べることで人の細胞も刺激を受け、冷えが緩和されるのです。

【山菜】
初春に出回る山菜は、独特の香りやえぐみ、歯ざわりを味わうもので、精神を落ち着かせる効果があります。
花や芽を食べるもの、葉や茎を食べるものなど、種類は多くありますが、全般に栄養価は低く、葉のものにはビタミンB、Cなどが含まれます。
うど・・・カリウムが含まれており、利尿作用がある。
たらの芽・・・ふきやたらの芽などの香りと苦味には、解毒作用がある。

【春の青菜】
季節感のない青菜は、冬に葉が厚くなり、春には柔らかく薄くなりますので、それを生かして、おひたしや和えもので、もう一品の料理で食べましょう。
ほうれんそうよりもアクがない小松菜は、下ゆでなどせずに、そのまま煮たり炒めて食べられます。
せり・・・栽培物が1年を通じて出回るが旬は初春。ビタミン、ミネラル、食物繊維が比較的多く含まれ、冷え性にも効果的。三つ葉も同じ。
小松菜・・・春になると葉の緑が鮮やかで、みずみすしく柔らかい。栄養価が高く、体を温めて対抗力を高め、血液を浄化する。

【花のつぼみ、木の芽】
菜の花、なば菜などは、花の咲く前のつぼみを食べる野菜です。カリフラワーも同様で、よく見ると花であるのがわかります。
また、山椒の若葉(木の芽)などは、高揚する神経を和らげるといわれます。
菜の花・・・菜の花もなば菜も、黄色い菜の花のつぼみで、カルシウム、鉄、ビタミンが豊富。
山椒の若葉(木の芽)・・・木の芽は掌でたたいて香りを出す。春には木の芽和えなどに。山椒は初夏に実をつけ、漢方薬としても使われている。

【香味野菜】
辛味や香りが特徴の野菜で、肉や魚と合わせて臭みを消します。元気になる成分がいっぱいですが、臭い成分の刺激もそのひとつでしょう。
にらやエシャロットに含まれる硫化アリル、ニンニクに含まれるアリシンなどは、血液の流れをよくします。
にんにく・・・にんにくの臭いはアリシンという成分で、胃液の分泌を促し、食欲を増進させる。
にら、エシャロット・・・にらの臭い、エシャロットの辛味は硫化アリル。血行を促進し、新陳代謝を活発にして手足の冷えを改善する。
「病気にならない体を温める食材とレシピ より」

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