病気と食べ物の深い関係

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病気と食べ物の深い関係
●食事の欧米化によって病気も変化
≪“病気になってから治す”ではなく、“病気にならない”予防を≫

日本の医療技術は日々進歩しているのに、病気になる人は増加するいっぽうです。

1981年から日本人の死因のトップであるガンは、これからも増えると予測されています。
心筋梗塞などの心疾患、脳梗塞などの脳血管疾患は、死因としては横ばいを続けていますが、罹患率は増えているのが現状です。
たばこの吸いすぎが原因で起こる慢性閉塞性肺疾患(COPD)の増加や免疫力の低下などを背景として、肺炎で亡くなる人も増えています。
糖尿病、高血圧、脂質異常症メタボリック・シンドロームなど、動脈硬化を進める血管の病気も増え続け、成人の3~4人に1人が患者かその予備軍です。

このような命に関わる病気や慢性疾患は、もともと欧米に多いものでした。
それが日本で増えてきたのは、1960年以降です。
その頃、日本では食事の欧米化が進み、肉類などの動物性脂肪の摂取量が急速に増え、逆に野菜の摂取量は減ってきました。
経済成長によって食生活が豊かになったことで、栄養失調は減ったものの、食べ過ぎや偏食という弊害が生まれ、病気の温床となる肥満が増えてきました。
経済優先の食品流通の陰で、食品添加物の使用も多くなり、発ガン物質が体に入り込む機会も多くなりました。
20世紀後半から現在にいたるこうした食生活の変化が、もとは欧米に多かった病気を増やす原因となり、その状況は年々悪化しています。

医療技術は診断と治療は進歩していますが、予防医療はスタートをきったばかりといえます。
心筋梗塞脳梗塞などの怖い病気も、高度な治療技術によって命が助かることは多いですが、体や脳に重い障害が残ることも稀ではありません。
つまり、寿命はのびたとしても、健康寿命がのびる保証はなく、逆に不安要因の方が大きいのです。

健康寿命をのばすには、“病気にならない”ように予防するのがいちばんです。
それには、自分の食生活を見直し、改めるべきところを改善していく必要があります。
「痛いところがない、困ったことがない」段階で、先のことを考えて食生活を改善していくのは面倒にも思えますが、やるかやらないかでは、数年後、数十年後にはっきりとした差がでます。

また、いろいろな食材に触れ、食生活をバラエティ豊かにすることは、毎日の生活を楽しくし、人生を豊かにすることにも通じます。

★ こんな食生活が病気を招く
病気なりやすい食生活には、典型的なパターンがあります。とくに次のような食べ物・食べ方が危険です。
肉を多く食べ、野菜はあまり食べない
揚げ物を食べる頻度が多い
丼物やめん類をよく食べる
夕食をお酒とつまみだけですますことが多い
食事を菓子パンとジュースや、ファーストフードですますことが多い
スナック菓子を毎日のように食べる
朝食をぬくことが多い
食事時間が不規則で、とくに夕飯が夜10時を過ぎることが多い
食事と食事の間に、お菓子を何回も食べる
よく噛まないで、短時間で食事をすますことが多い

★ 予防医療
最近、急速に広まってきている医療分野のひとつ。
病気になる前、または病気の予備軍の段階で予防を行うことで、病気になるのを防ぐ医療分野を指します。
医師、管理栄養士、運動療法士などがチームとなった連携医療で行われることが多く、食事・運動・その人の体質や体調・ストレスなどを総合的にケアすることで、健康の回復・維持・増進を目指します。
なかでも、食生活の改善がもっとも重要なポイントとなり、専門家の指導やアドバイスはありますが、実行するのは自分自身です。
病気の予防には、本人のやる気と継続の意志が何よりも大切になります。
「病気にならない人の食べるクスリの本 より」

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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html