何度もかかる病気、二度目がない病気

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何度もかかる病気、二度目がない病気

● 「二度なし」現象は、免疫記憶細胞によって作られる免疫記憶のこと。
● 変質しやすい病原体や免疫細胞と接触しない病原体は、免疫記憶が働かない。

≪「二度なし現象」が崩れるとき≫

はじめて麻疹(はしか)ウイルスに感染したときには、体内に対応する抗体はありません。
抗体ができる5~7日の間にウイルスは全身に達し、麻疹を発症します。
免疫記憶が完成すると、治癒の後にふたたびウイルスが体内に侵入しても、記憶細胞がすみやかに抗体を産生するため、麻疹は発症しません。
この現象が発見されたときに「二度なし現象」と名づけられました。

免疫記憶は数年しか維持されませんが、周囲の感染者から麻疹ウイルスが体内に侵入するたびに免疫記憶は更新されます。
感染者に接する機会がなと免疫記憶が更新できず、ふたたび麻疹を発症することもあります。

≪「二度なし」のきかない病気≫

ウイルスによる病気は、免疫記憶が有効な限り1度かかったら2度目の感染はありません。
しかし、インフルエンザやかぜでは「二度なし」が効かず、生涯何度も感染することがあります。
原因となるウイルスの種類が多いこと、ウイルスが変異し続けていることが理由です。

◆ 2度目の水ぼうそう帯状疱疹

水ぼうそうも「二度なし現象」に該当する病気ですが、水ぼうそうのウイルスは、治癒した後も神経節に潜伏しています。

水ぼうそうの免疫記憶が成立した後でも、疲労やストレス、かぜ、加齢などで抵抗力が衰えたときに、突然、再活動を始めることがあります。
これが皮膚の痛くなる病気として知られる帯状疱疹です。

痛みがあるのは、ウイルスが神経を伝って増殖するからです。

水ぼうそうと同様に、かかったことがない人と接触するとうつしてしまうことがあるので、注意が必要です。

痛みが出はじめてから治癒までに1ヶ月くらいかかることも多く、重症化すると顔面神経痛などを発症することもあります。
「体をまもるしくみ辞典 より」

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≪ビタミンB12の働き≫
(1)核酸たんぱく質の生合成
ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸たんぱく質の生合成を司っています。
新しい核酸、たんぱくが生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わり、ビタミンB12の「修理工」的機能が発現します。
その結果が時には若返りにもつながることとなります。

(2)補酵素としての機能
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

(3)神経の修理・再生
ビタミンB12は切断された神経繊維の再結合と機能回復、神経興奮の伝わり方(興奮電動速度)の増大、破壊された神経組織の周辺での幼若神経の新生など、”修理工”としての効果を持っています。

(4)免疫調整
生体内に異物が侵入し、これが生体の防御システムによって異物として認識されると、それを抗原とする抗体が生産されます。
この抗体は蛋白質ですので、ここでまた蛋白質の生体内合成系の問題が登場します。酵素蛋白の生合成にビタミンB12が関与しますので、”当然”免疫抗体の形成という名の蛋白合成にも同様な関与が推定されます。
ビタミンB12は、蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質)産生が強化されても不思議ではありません。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html