応用精神免疫学と笑い

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応用精神免疫学と笑い

● 笑うことがストレスの軽減となり、体内のホルモン分泌に影響を与える。
● 笑いによってNK細胞が活性化するという実験がされている。

≪笑いとNK細胞の活性化≫

「病は気から」と昔からいわれていますが、最近の研究から免疫系と脳神経系、ホルモンの産出を制御している内分泌系がたがいに作用しあっているということが明らかにされてきています。
とくに注目されているのが「笑い」と、がんを防ぐ働きをしているNK細胞の関係です。

大阪府立健康科学センターの調査では、落語を鑑賞した後、多くの人にストレスホルモンであるコルチゾールとクロモグラニンAの値の低下がみられました。
笑うことによる体内変化を調べた実験では、NK細胞の活性化、糖尿病患者における食後の血糖値上昇の抑制が顕著にみられました。
笑顔を作るだけでNK細胞が活性化した調査結果もあります。

≪笑いが免疫を活性化させる理由≫

過剰なストレスホルモンは、視床下部を刺激し、ストレス性の疾患の原因になります。
しかし、笑いによってリラックスすると、視床下部からβ-エンドルフィンというホルモンが分泌され、これがアドレナリンやノルアドレナリンコルチゾールなどのストレスホルモンの分泌を抑え、免疫系の働きを活性化します。

笑うと、呼吸器系や循環系の働きも活発になるので血流がよくなり、血圧、血糖値、コレステロール値を正常に保つ効果もあるといわれます。
また、アレルギーによるかゆみの軽減や、関節リウマチの痛みの減少、関節リウマチの要因ともなっているインターロイキン6が減少したというデータも報告されています。

◆ノーマン・カズンズ『笑いと治癒力』◆

笑いを医療に利用することは広く行われるようになり、研究や実証も進んでいます。

笑いを病気の治療に取り入れて、みずから実践したのは、『笑いと治癒力』の著者、アメリカ人のノーマン・カズンズ氏でした。

彼はやり手の編集者でしたが、49歳のとき、強直性脊椎炎(膠原病)にかかり、医師から「治癒の確率は500分の1」という宣告を受けました。
そこで彼は、病気による激痛をこらえて「ドッキリカメラ」のビデオを見て、笑うことを毎日自分に課したといいます。
検査の結果が好転したのは、1週間後のことでした。

彼は以後も笑う治療をみずから続け、数年をかけて、動かなかった手足を動かせるようにし、仕事ができるまでに復活したのです。

『笑いすぎると笑いじわがふえるのでは、と心配する人がいますが、苦渋の表情に浮かぶ眉間のしわと違い、笑いじわは一過性で深くなりません。』
「体をまもるしくみ辞典 より」

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≪ビタミンB12の働き≫

(1)核酸たんぱく質の生合成
ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸たんぱく質の生合成を司っています。
新しい核酸、たんぱくが生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わり、ビタミンB12の「修理工」的機能が発現します。
その結果が時には若返りにもつながることとなります。

(2)補酵素としての機能
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

(3)神経の修理・再生
ビタミンB12は切断された神経繊維の再結合と機能回復、神経興奮の伝わり方(興奮電動速度)の増大、破壊された神経組織の周辺での幼若神経の新生など、”修理工”としての効果を持っています。

(4)免疫調整
生体内に異物が侵入し、これが生体の防御システムによって異物として認識されると、それを抗原とする抗体が生産されます。
この抗体は蛋白質ですので、ここでまた蛋白質の生体内合成系の問題が登場します。酵素蛋白の生合成にビタミンB12が関与しますので、”当然”免疫抗体の形成という名の蛋白合成にも同様な関与が推定されます。
ビタミンB12は、蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質)産生が強化されても不思議ではありません。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html