免疫力向上には質のよい眠りが必要

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免疫力向上には質のよい眠りが必要

● 睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類がある。
● 睡眠中は成長ホルモンが分泌され、組織が修復される。

≪睡眠と免疫≫

睡眠は、「レム睡眠」(急速眼球運動を伴う浅い眠り)と「ノンレム睡眠」(深い眠り)が交互にやってくることで成立します。
ノンレム睡眠は、睡眠の深さによって4段階に分けられ、この状態にあるとき脳は休息しています。
体温が低下し、主となる脳波はゆるやかなθ(シータ)波です。

入眠後、最初のノンレム睡眠の際、体内では成長ホルモンが大量に分泌されています。
これは、細胞の成長と修復、活性化に役立つとされるホルモンです。
ほかに、活性酸素を無毒化するグルタチオン、水分代謝を支えるプロラクチン、カルシウムの供給を調整する副甲状腺ホルモンも分泌されます。
免疫力の向上に質のよい眠りは欠かせない要素です。

≪よい眠りを作るために≫

よい眠りのためには、よい睡眠環境を作ることが求められます。

・ 寝具
寝具は、吸湿性、放湿性、保温性に富むもの。
あお向けの姿勢では、背骨は支持面に対して腰の部分が2~3cmのあきをもつのがよいとされます。

・ 枕
枕は人によって好みがありますが、あお向けの姿勢では3~6cm、横向きの姿勢では8~12cmの高さのあるものが適当とされています。

・ 寝酒
少量のアルコールは、かえって脳を覚醒させることがあります。
入眠の役にはたっても、睡眠の維持に悪影響をおよぼす面があります。

・ 音楽
単調な音のリズムが眠気をもたらすことがあります。

『ノンレム期にもっとも分泌される成長ホルモンは、傷害された組織を修復し、ストレスから回復させ、糖質、脂肪、タンパク質の代謝を促進します。』
「体をまもるしくみ辞典 より」

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≪ビタミンB12の働き≫

(1)核酸たんぱく質の生合成
ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸たんぱく質の生合成を司っています。
新しい核酸、たんぱくが生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わり、ビタミンB12の「修理工」的機能が発現します。
その結果が時には若返りにもつながることとなります。

(2)補酵素としての機能
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

(3)神経の修理・再生
ビタミンB12は切断された神経繊維の再結合と機能回復、神経興奮の伝わり方(興奮電動速度)の増大、破壊された神経組織の周辺での幼若神経の新生など、”修理工”としての効果を持っています。

(4)免疫調整
生体内に異物が侵入し、これが生体の防御システムによって異物として認識されると、それを抗原とする抗体が生産されます。
この抗体は蛋白質ですので、ここでまた蛋白質の生体内合成系の問題が登場します。酵素蛋白の生合成にビタミンB12が関与しますので、”当然”免疫抗体の形成という名の蛋白合成にも同様な関与が推定されます。
ビタミンB12は、蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質)産生が強化されても不思議ではありません。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html