人体に影響を与える紫外線

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人体に影響を与える紫外線

● 太陽光線のうち、紫外線は人体にさまざまな影響を与える。
● 紫外線はDNAを損傷させ、免疫を抑制するので皮膚がんの原因となる。

≪紫外線が皮膚に与える影響≫

太陽の光には赤外線や可視光線、紫外線が含まれていますが、人体に影響を与えるのは紫外線です。
紫外線の照射によって、皮膚中のコレステロールは化学反応を起こし、ビタミンDが合成されます。
また、紫外線はDNAを損傷するので、殺菌にも利用されます。

しかし、強い紫外線は人体の細胞も傷つけます。
それを防ぐために表皮の最下層にあたる基底層や、目の網膜にいるメラノサイト(メラニン形成細胞)がメラニン色素を産生します。
メラニン色素は紫外線を吸収する働きがあり、他の細胞を守ります。

メラニン色素の産生量は個人差もありますが、人種によっても違います。

≪皮膚がんとの関係≫

表皮の有棘(ゆうきょく)細胞と基底細胞で発生する皮膚がんは、原因として紫外線の関与が考えられます。

紫外線によって細胞のDNAが損傷して配列が乱れても、DNAに修復するしくみが備わっているので通常はもとに戻ります。
しかし、長い期間、傷害と修復を繰り返すうちにDNAの修復に間違いが起こると、細胞の分裂や増殖に異常が起こり、がん細胞が発生します。

さらに、がん細胞の発生を抑えるべき免疫細胞は、紫外線照射を受けるとその能力が抑制されてしまいます(光免疫抑制)。
がん細胞の発生後も紫外線に頻繁にさらされる生活を続けていると、がんを破壊する免疫細胞の能力が弱まり、がん細胞が増殖し、皮膚がんが発生します。

なお、メラノサイトががん化したものはメラノーマ(悪性黒色腫)として悪性度の高いものとして区別します。

≪紫外線の影響≫

◆ 慢性の症状
<皮膚>
・ しわ(菱形皮膚)
・ しみ・老人斑
良性腫瘍
日光角化症
悪性黒色腫
・ 皮膚がん

<目>
白内障
・ 翼状片炎

◆ 急性の症状
・ 日焼け
サンパーン(急性の皮膚炎症)
サンタン(メラニンによる皮膚の褐色化)
・ 雪眼炎(雪目)
・ 免疫機能低下

『緑茶の飲用が紫外線対策には有効と考えられています。緑茶に含まれるカテキンには酸化を防ぐ力があり、活性酸素の働きを抑えてくれます。』
「体をまもるしくみ辞典 より」

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≪ビタミンB12の働き≫

(1)核酸たんぱく質の生合成
ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸たんぱく質の生合成を司っています。
新しい核酸、たんぱくが生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わり、ビタミンB12の「修理工」的機能が発現します。
その結果が時には若返りにもつながることとなります。

(2)補酵素としての機能
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

(3)神経の修理・再生
ビタミンB12は切断された神経繊維の再結合と機能回復、神経興奮の伝わり方(興奮電動速度)の増大、破壊された神経組織の周辺での幼若神経の新生など、”修理工”としての効果を持っています。

(4)免疫調整
生体内に異物が侵入し、これが生体の防御システムによって異物として認識されると、それを抗原とする抗体が生産されます。
この抗体は蛋白質ですので、ここでまた蛋白質の生体内合成系の問題が登場します。酵素蛋白の生合成にビタミンB12が関与しますので、”当然”免疫抗体の形成という名の蛋白合成にも同様な関与が推定されます。
ビタミンB12は、蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質)産生が強化されても不思議ではありません。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html