脳はたった1週間の訓練でも変化する

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脳が短期間に変化するということについて、つい最近、エクササイズで脳が大きくなるという、おもしろい論文が発表されました。
平均年齢26.5歳の男女20人に、3つのボールを使ったジャグリングの訓練をさせたのです。
ジャグリングとは大道芸やサーカスなどで見ることができる、日本風にいえば「お手玉」「おじゃみ」のことです。
30代以上の女性は、子供の頃遊んだ経験があると思います。
この20人はまったくのジャグリングの初心者でしたが、訓練を始めて1週間でできるようになりました。
その中でもジャグリングを1分間続けることができるようになった人は、訓練を始める前に比べて脳のある領域が大きくなったというのです。
その大きくなった領域というのが、
・ 総合的に物事を理解する領域(前頭極)
・ 動くものを見て理解する領域
・ 複雑な図形を理解する領域
・ 困難な事象を理解する領域
・ 空間的な関係を総合的に理解する領域
の5つです。
ジャグリングというのは、運動というよりも視覚的要素が大きいことから、視覚を司る領域がよく働いているといえるでしょう。
また、3つの玉をうまくコントロールしながら、落とさないように注意することは、とても複雑な行動だけに、前頭極が働くわけです。

ここで注目したいのは、2週間で脳の5つの領域が大きくなったという点です。
1週間ジャグリングの練習をしただけで、身体的な変化は目に見えないかもしれませんが、1週間の訓練で脳の容積に変化をもたらすことができるのです。

3つのボールでジャグリングをするのは、相当困難に思えるかもしれませんが、ここではともかく訓練をしただけです。
失敗しても、できなくても、やってみるということが大切です。

ただし、この実験には続きがあります。
60~70歳のお年寄り93人に同じジャグリングをさせたところ、体得する時間は若者のデータよりもかかったものの、3つ玉のジャグリングが実際にできるようになり、しかも同じような脳の領域が大きくなっていたことが分かったのです。
さらに老人の場合は、運動野も大きくなりました。

要するに、年齢は関係なく、訓練して使えば脳の領域に変化が起こるということ、しかもその変化が、人間でもっとも重要な前頭極で起こり、その領域がよく働くようになるということです。
落ちてくるボールを見て、どこへ手を出さなければいけないかを予測して覚えておきます。
そのときに、少し前に見たボールへ手を出します。
これは相当に複雑な行動です。
言葉ではうまく説明できないものです。
だから、この例を読んで、さっそくジャグリングを始めようと思った人は今すぐ始めてください。
3つ玉が無理なら2つからでもかまいません。
何でもやれば脳の刺激になり、前頭極を鍛えることにつながるわけです。

脳領域の脳容積が大きくなるのは、その領域が使われたからで、その結果、神経細胞の数が増え、そのシナプスも増え、できる神経回路が複雑になっていくのです。
訓練をやめると、元の状態に戻ってゆき、小さくなります。

『前頭極は、人間だけに与えられた特権ともいえる脳の領域です。前頭極の働きは非常に高度かつ高級なもので、「人間らしい行動」、つまり創造する、考える、人と話をする、手を使うなどの行動は、すべてこの前頭極でなければなしえません。』
「衰えない脳は14日でつくれる より」

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脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
2本の神経線維で1単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスはこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

ビタミンB12とは…?

ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。

ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html