毎食、脳に必要な栄養分を!

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毎食、脳に必要な栄養分を!

健康作りに食事は大切なものですが、脳にとっても食事は非常に大切なものです。
正常に脳を働かせるだけでなく、より活性化していく上でも食生活から変えていかねばならないのです。

まず記憶力をアップさせるには、食事はどうしていけばいいでしょうか。

その前に、脳がどんな仕組みでエネルギーを得ているのか、知ることからはじめることにしましょう。

脳はブドウ糖をエネルギー源として活動します。
そして脳は血液中のブドウ糖の50%を消費します。
ブドウ糖をこんなに使う臓器は、脳以外にはありません。

脳は体重の2パーセントしかありませんが、エネルギーの消費では18%を占めます。
1日120gのブドウ糖、つまり大さじ14杯もの砂糖をエネルギーとして消費するのです。

こんなに燃費の悪い臓器はありませんね。
また糖にはいろいろな種類がありますが、脳はブドウ糖以外の糖をエネルギー源としません。

これほど偏食家なのに、脳自体にはブドウ糖を貯蔵しておく場所がありません。
いつも補給していかないとダメなのです。

脳の働きにとって糖がいかに大切であるかは、病気の状態を知ればわかります。

糖尿病の治療には血糖値を下げるインシュリンを使います。
この注射量が多すぎると低血糖といって血液中の糖がゼロくらいまで下がってしまいます(正常は空腹時で100くらい)。
こうなるとエネルギー源を失った脳は、機能を停止して、脳の神経細胞は死んでしまうので、低血糖は脳に重篤なダメージを与えるのです。

だからブドウ糖は脳にとってはなくてはならないものなのです。

そんなに重要なものでありながら、脳の中にブドウ糖を貯蔵しておく場所はありません。
そこでいつも血液からブドウ糖を供給され続ける必要があります。

ブドウ糖は直接食べることは少ないので、ごはんやパン、めん、いも類などでんぷん質の食べ物から作られ、腸から吸収されて、体の中でブドウ糖に変化します。
食事をして30分くらいすると、血液中のブドウ糖はピークに達します。
そしてどんどん脳に供給されていきます。

脳に供給されずに余ってしまったブドウ糖は、肝臓にグリコーゲンとして貯蔵されます。
そして脳が要求したときにブドウ糖に変換します。
ところがこの蓄積はそれほど容量がなく、およそ12時間が限界です。
それを過ぎると予備のブドウ糖も在庫がなくなります。

それで1日のうちで血糖値が一番低くなるのは、朝食前なのです。
脳は睡眠中もブドウ糖を消費しています。
夢を見ることを考えれば、脳が完全に休んでいないのがわかります。

こんな状態で朝食を抜けば、脳は栄養不足の状態になります。
頭の動きが早朝から全開にならないのも、ブドウ糖が少なくなりエネルギーが切れてしまったからです。

大学生と健康な老人について調べたある実験データがあります。
夕食を食べないで、早朝に50gのブドウ糖を入れた飲料を飲ませた場合と、ブドウ糖の入っていないプラセボ(儀薬)飲料を飲ませた場合を準備しました。

そして文章の一節や単語リストから自由想起によるテストを行いました。
するとブドウ糖入り飲料の方が、そうでない状態と比べて同じ人でも40%も成績が高くなりました。
こんな簡単な実験でも、ブドウ糖の重要性がわかります。

ですから朝食を食べないで学校や会社に行っても、脳がうまく働くわけはありません。
脳はエネルギーが欠乏している状態ですから、記憶力は低下して、何より仕事の能率が下がってしまいます。
これが朝食を食べなくてはならない理由です。
「もの忘れは怖くない! 健康脳になる より」

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私たちの体をつかさどる司令塔は頭脳です。
一般に、私たちは体の栄養には大変気を使いますが、司令塔である脳の栄養に気を遣ったことかありますか?
脳が十分に活動し、脳に栄養、休息、ゆとりを与えるためには、ビタミンB12がとても重要です。

「人の生涯とともに働き続ける脳細胞のほころび、破れ、故障をビタミンB12で修理再生してこそ、脳が無駄なく働き続ける。
脳をバケツに例えれば、バケツの穴を修理してこそ汲めども尽きぬ、知恵の宝庫が出来上がる。」

ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸たんぱく質の生合成を司っています。
新しい核酸たんぱく質が生まれ、それによって細胞も生まれ変わり、『壊れた組織・細胞』と『新生の組織・細胞』が入れ替わり、ビタミンB12の『修理工』的機能が発現します。
つまり、ビタミンB12により脳の機能低下防止と改善、すなわちここで言う『バケツの穴をふさぐ効果』が行われるのです。

飽食の時代にあって、実は私たちの脳は栄養不足状態です。
脳は大食漢、でも貯蔵はできません。
だから脳にはたえず栄養を与え続けることが理想なのです。

ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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