「気持ちを伝えられない脳」がある

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「気持ちを伝えられない脳」がある

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★「気持ちを伝えられない脳」がある

突然ですが、自分の気持ちや考えがどのようにして他人に伝わるのか、なぜ伝えることが可能なのかを考えたことはありますか?

人と人は、気持ちや考えは伝え合えるものだということを、私たちは経験的に知っています。
しかし、脳と脳の間をつないで情報をやり取りする回路が存在するわけではありません。

泣いている人を見るだけで、悲しい気持ちになることがあるのはなぜなのか?

実際に「気持ちや考えが伝わるしくみ」は、あまり知られてはいません。

しかも、気持ちや考えの伝わり方は一定ではありません。
よく伝わることもあれば、いまひとつ伝わらないということもあります。
それがなぜなのかとなると、答えにくいのではないでしょうか。

他人と上手にコミュニケーションを円滑に行ううえで、脳が気持ちや考えを伝え合うしくみを知っておくことは大きな力になります。

人の感情や思考、ときには心までもが他人に伝わるのは、脳のA10神経群から始まる「ダイナミック・センターコア」の神経細胞群に「同期発火」を起こす力があるからです。

たとえば、誰かから悲しい話を聞いたとします。
すると、相手の発する情報――話の筋道、身振り手振り、悲しげな表情、あるいは涙など――を受け取った脳は、相手と同じように脳神経細胞を同期発火させるのです。

簡略化すると、同一の、あるいは似たような情報を受け取ったとき、脳は相手の「同期発火ループ」とほぼ同じループをつくる力をもっているということです。

人間の脳には「仲間になりたい」という本能があります。
また、「統一・一貫性」という「できれば同じにしよう」とするクセもあります。
誰かと一緒に走っていると、つい同じリズムで走ってしまうなど、脳は何かと「相手に合わせよう」「相手と同じにしよう」としてしまうものです。

この本能やクセが同期発火において重要な役割をはたし、人の脳はコミュニケーションするときに、相手とできるだけ同じループを形成しようとするのです。
この同期発火のしくみと脳が考えるしくみをあわせて考えると、みえてくることがあります。

それは、思考のスタートラインである物事への興味がずれていたり、感情が伝わらなかったりすれば、まず「気持ち」を共有できないということです。

さらにたとえ気持ちが伝わったとしても、自己報酬神経群を働かせる情報が伝わったときに同期発火が起きなければ、「考え」や「心」、それらを伴った「まとまった概念」までは共有できないのです。

「気持ちはわかるけど、でも……」と思うことがあるのは、A10神経群までは発火していても、同じループをお互いに形成するに至っていない状態になっているからだと考えられます。

気持ちを共有するには、相手の脳にA10神経群を発火させる情報を与える必要があります。
もちろん、情報を発信する人のA10神経群が発火していない状態では、本人の思考が深まらないばかりか、相手の考えるしくみが活発に働くこともありません。

つまり、A10神経群の働きを高めていない人は「伝えられない脳」をつくってしまっていることになるのです。

また、考えや心まで共有するとなれば、自己報酬神経群も同期発火することが必要です。
つまり、意思疎通を図ろうとする人たちの間で「脳にとってのごほうび=脳がうれしいと感じること」が一致していなければならないのです。

みなさんの実体験を重ねてこの結論を読むと、当たり前のように思えるかもしれません。
気持ちや考えが伝わったり伝わらなかったりすること、そしてろ、それがどんな場合であるかについて、誰しも経験則をもっているものだからです。

しかし、脳のしくみを知らずに経験則だけに頼っていると、「なぜ気持ちが伝わらないのか」「なぜ自分が言っていることを相手はわかってくれないのか」、そして「どうすれば気持ちや考えをしっかり伝えられるのか」を冷静に分析することはできません。

人の脳と脳の同期発火を阻害する習慣とはどんなものなのか、そしてコミュニケーション力を高めるにはどうすればいいのか、整理してみましょう。

※「自己保存」…脳は自分を守ろうとする本能
※「統一・一貫性」…脳は統一性、一貫性が保たれなくなるような情報を避けようとする本能
非常にわかりやすいのが、人は、自分と反対の意見を言う人を嫌いになるという反応です。
冷静に考えれば、意見が違ったからといって、それを言う人のことまで嫌いになる理由はないはずです。
ところが、脳は自らの意見と異なるものを「統一・一貫性」にはずれるために拒否し、また「自己保存」が働くことによって自分を守ろうとするため、相手の意見を論破しようとさえすることがあります。

※【A10神経群】
人間の目や耳から入った情報は、神経を通って視覚中枢や聴覚中枢に届き、そこからさまざまな脳内の神経細胞とその情報を伝える多くの神経回路を経由します。
短期記憶をつかさどる「海馬回」、危機感をつかさどる「扁桃核」、好き嫌いや興味・関心をつかさどる「側坐核」、言語や表情、感動をつかさどる「尾上核」、意欲や自律神経をつかさどる「視床下部」、匂いに対する反応にかかわる「嗅結節」など、これらの神経群のことを総称し、「A10神経群」と呼びます。
ここで生まれるのが「感情」です。
脳では情報に対して最初に「好きだ」「嫌いだ」といった気持ちが発生するわけです。
A10神経群」は、いわば感情をつくる中枢で、「A10神経群」が壊れてしまうと「気持ち」を生むことができなくなってしまいます。
情報に対する感情がなくなり、笑顔もつくれません。

※【自己報酬神経群】
自己報酬神経群は、情報が考えるしくみに向かっていくときの「通路」であり、その名前のとおり「自分自身に対する報酬=ごほうび」を与えられることによって機能する神経細胞群です。
人間の脳のなかには、情報の流れにおいて、自分へのごほうびをモチベーションとして機能する部位があるのです。
そして脳内の情報の流れからわかるように、自己報酬神経群が働かなければ、脳は思考力を十分に発揮できず、考えや心、記憶も生まれにくくなってしまいます。
「ごほうびが得られそうだ、得るためにがんばろう」と脳がとらえるからこそ、それがモチベーションとなり、その後の思考力や記憶力が存分に発揮されるということです。
つまり、自分から「ごほうびを得るためにがんばろう」という主体性が伴わなければ、自己報酬神経群は働かないのです。
脳にとっての、ごほうびは利己的な損得の判断よりもっと広く、奥深いものです。
簡単に説明すると「うれしいと感じること」ということになるかもしれません。
これは、自分に役立つことだけでなく、目的や目標を成し遂げたり、人の役に立ったりすることが脳への報酬となることを意味しています。

※【ダイナミック・センターコア】
「ダイナミック・センターコア」とは、「思考」を生む脳の機能の集まりです。
脳のなかでは「ダイナミック・センターコア」の複合的な機能によって情報が「思考」にもち込まれ、「考え」や「心」や「信念」といった形のないものが生み出されます。
好き嫌いなどの感情を伴った情報が「ダイナミック・センターコア」に達し、「思考」されることによって初めて「心」が生まれる、ということです。
つまり、人間の「心」とは、思考することを介してのみつくられる、高次元なものなのです。
そして、この「心」を生む脳のしくみは、脳神経細胞A10神経群、自己報酬神経群や「ダイナミック・センターコア」の働きを高めることが、「よい心」をつくるということを示唆しています。
「ダイナミック・センターコア」には、感情を含んださまざまな情報が流れ込み、留まり、そしてくり返し回路を流れることによって、信念や心、考えが生まれていると考えられます。
「脳に悪い7つの習慣 より」

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ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

また、ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html