「控える」よりも「酸化させない」ことが大事
いつまでも若々しく、健康であることは、ほとんどの人にある願いでしょう。
年齢がすすむにつれて、その思いはいっそう強くなっていきます。
ガン、心筋梗塞や脳梗塞、あるいは認知症は、明日は我が身、あるいは少し先の不安として確実にあるからです。
テレビや雑誌、本などでは、そうしたさまざまな予防法が紹介されています。
まさに百花繚乱の趣ではありますが、そのなかで、食事に関する予防策を見ると、ある共通した言葉が見つかります。
それは「○○は控えよう」といったものです。
肉は控えて、たんぱく質のとりすぎは控えて、脂質(コレステロール)は控えて……といった言葉が並びます。
もちろん、控えるべきものもあります。
糖質のとりすぎは糖化を介したフリーラジカルをつくる原因にもなるし、質の悪い油は脳の機能を落としてしまいます。
しかし、たんぱく質である肉類などは、神経伝達物質の原料となる大切な栄養素です。
コレステロールは脳の機能を左右すると同時に、身体に欠かせないホルモンの材料にもなります。
脳と身体の機能をアップさせるためには、栄養は欠かせません。
では、健康のために「○○を控える」ことを強調するものがあるとしたら、そのターゲットは「酸化した、あるいは酸化させる○○を控えよう」ということになります。
たとえば、コレステロールの場合、その「値」の低い・高いに関心が集まり、「酸化」という最も危険なポイントが見落とされていまっています。
しかし、本当に大切なのは、栄養素に「酸化」を呼び込まない、あるいは最小限にとどめる生活習慣や食習慣にあります。
食べたものから摂取した栄養が、私たちの身体と脳をつくっています。
日々発生する酸化ストレスから身を守りながら、栄養を摂取していくことが、健康維持とアンチエイジングの決め手なのです。
「「脳の栄養不足が」老化を早める! より」
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≪ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html