血小板の活躍……いち早く血を止めなきゃ!

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血小板の活躍……いち早く血を止めなきゃ!
 
私たちがゲガをして手や指を切ったりすると、傷口から血が出てきます。
でも時間がたつと、血は止まります。
なぜでしょうか?
 
身体の側からすると、血が外に全部出てしまっては困りますから、なんとかして止めなければなりません。
そのとき、傷口をよく見ると、血小板がベトベトとくっついて、それが固まっていて、傷口をふさごうとするのです。
この血小板の働きがあるから、おおむね血が止まるわけです。
 
もちろん、血液が凝固するのには、他の因子もありますが、ともかくこの血小板の働きは、私たちの身体にとって、非常に「いい働き」をしているわけです。
身体を守っているわけですから。
 
ところが、ケガもしていないし、出血もしていないのに、血管の中で血小板がベトベトとなってしまったとしたら、どうでしょうか?
もし血小板が血管の壁に、ベトベトとくっついてしまって、やがて血管をふさいでしまったとしたら……です。
 
これが心臓の血管なら、心筋梗塞ということになります。
これは「いい働き」ではなくて「よくない働き」です。
 
じつは血小板というのは、血管が動脈硬化を起こしているような場所では、ドロドロになりやすい性質があるのです。
なぜでしょうか?
動脈硬化が起きているということは、血管壁に異常が生じているということです。
血小板はそう判断しているのです。
 
つまり血小板は、異常事態を感じて、つまりケガをしたのだと勘違いして、ベトベトとなってくるのです。
そしてその血管壁に、ベトベトとくっついてくるわけです。
 
血液は、細い血管を通っています。
しかし、通っているときに、血管壁がザラザラしている、つまり「おや、正常でないなあ」と感ずると、血小板はそのような状態を、傷口のように感知してしまい、凝固してくっつくように作動するのです。
 
動脈硬化になるのには、血液の問題もあり、血管壁の問題でもあるのです。
しかし、血管が老化して異常になってしまうのは、高血圧などのときです。
これは激しい怒りや著しい恐怖のあるときです。
興奮してアドレナリンが出ると、血液はドロドロになってくるのですが、それには、上記のような理由があったのです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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