プラシーボ効果って何?

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たとえば、ここに二つの「薬」があるとします。
二つとも、同じ「薬」のようです。
見た目はまったく同じだからです。
まさか違うモノだとは思えません。
 
そして、お医者さんが、
「この薬はね、開発されたばかりの、最新の薬なんですよ。もの凄く効くんだよ!」
と、目を輝かせて、一つの薬をカゼの患者さんにすすめたとします。
患者さんは、
「そうですか!そりゃあ嬉しい限りです。助かります。ありがとうございます」
といって、喜んでその薬をもらって帰るでしょう。
 
今度は、同じお医者さんが、もう一つの薬を手にもって、別の患者さんに、こういってすすめたとします。
「あなたのカゼは、なかなか効く薬がないんです。この薬だって、効くかどうか、わからんけれども、まあ、ないよりはマシだと思うから、とりあえずのんでみて」
といって、不安な表情で、患者さんにすすめたとします。
 
ところが、このお医者さんが、前者の患者さんにあげたのは、ただのデンプンの粉を固めただけのものでした。
しかし、後者の患者さんにあげたのは、新薬というわけではないけれども、れっきとしたカゼ薬でした。
 
さて、どちらの患者さんの方が、カゼをより早く治したでしょうか?
断然、前者の患者さんの方だと思います。
この患者さんに渡された薬が、じつは「ニセ薬」だったとしてもです。
 
これを「プラシーボ効果」といいます。
アメリカの大学の医学部では、昔からよく、プラシーボ効果の実験が行われてきました。
患者を二つか、三つのグループに分けて、本物の薬とニセモノの薬の両方を用意して、それぞれを医師が、いろいろな表情・しぐさ・態度で、患者に与えてみて、その結果、どのような効果が表れるのかを調べるのです。
 
たとえば、本物の薬と外観上はまったく変わらないモノを与えて、本物の薬を与えた場合とくらべて、それぞれがどのように効くのかを調べるのです。
もちろん、何も与えなかった場合も調べます。
 
実際、人によっては、「薬を服んだ」と思い込んだだけで、病気が治ってしまうケースもあるのです。
このようなプラシーボ効果というのは、とても大事だと考えています。
もしかしたら、それは一種の「催眠術」のようなものかも知れないですが、それが必ずしも悪いことだとはいえないのです。
 
「うちの先生は、とても有名な先生なんですよ。本もいっぱい書いているし、テレビにもでているんです。世間的には信頼性のあるいい先生なんです」
 
といわれると、患者さんも「ありがたいことです」と思ってしまいます。
おそらく、この患者さんは、治りが早いと思います。
しかし、その先生が処方することと同じことを、別のお医者さんがこの患者さんに処方したとしても、まるで信用度が違うわけですから、おそらく効果も違ってくるでしょう。
 
イワシの頭も信心から」
 
といわれますが、「信じる」ことのパワーたるや、凄いものがあります。
それがたとえ、迷信や錯覚であってもです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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