「喜び」の重要性を知ろう!

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「喜び」の重要性を知ろう!
 
あなたが「嬉しい!」と喜んでいるとき、脳の中はどういう状態なのでしょうか?
脳内物質であるドーパミンが多く出ているのです。
 
たとえば巨人ファンの場合、「巨人が勝った」という客観的な事実が、脳を刺激して、ドーパミンをたくさん出させます。
だから、嬉しくなるのです。
 
もちろんこれは、「嬉しい!」と思うから嬉しくなるのです。
もっといえば、「思いの力」で、そういう脳内物質をふやすことができるのです。
 
ここで一番いいたいことは、私たちは、日頃どのような「考え」で過ごしているかということが大事であり、その考えが、脳をその通りに変化させているということです。
 
ストレスがあると、脳の「海馬」が萎縮します。
すると、ものが覚えられなくなったり、思い出せなくなったりします。
この状態は、一種の認知症です。
 
認知症は、一般に「ボケ」と呼ばれます。
ボケは、これまでの医学では、まず治らないといわれてきました。
しかし最近、このボケに対して、興味深い治療法がとられています。
それは、細胞の再生を促す作業なのです。
 
一例を挙げますと、老人のボケの治療において、「なでてあげる」ことを実践する場合があります。
これは「なでる」という「皮膚への刺激」が、神経系を通って脳に伝わり、脳細胞と脳神経を刺激するためなのです。
 
皮膚からの刺激ということを考えると、「なでる」ことだけでなく、「たたく」「つまむ」「おす」「もむ」「そっとさわる」など、いろいろな刺激のしかたがあります。
また、人によって、それぞれの刺激のしかたが、どのように脳を刺激するかも異なるでしょう。
 
しかし、これらの刺激は、基本的に「喜び」を引き起こすという前提でなされます。
「喜び」というと解りにくいのなら、「ここちよい」「気持ちいい」「快感」から生まれる「喜び」ということができます。
 
興味深いことに、脳の細胞は、楽しいこと、嬉しいこと、気持ちいいこと、ここちよいこと……があると、「ふえる」性質があることが、最近わかってきたのです。
脳の細胞が「増える」という発見は、驚くべき発見であるのです。
 
なぜなら、脳細胞は、日々刻々死滅して、ふたたびふえたりしないと教えられているのですから。
残っている細胞が、分裂してふえてくるのです。
これは年をとっても関係ありません。
おもしろいことです。
 
赤ちゃんもそうなのです。
両手でマッサージのように触って上げると、成長がうんと早くなります。
アメリカでは、「タッチ・クラブ」といったような集まりをもうけて、さかんにこの「なでる育児」をやっています。
それはもう、大人でも子どもでも同じです。
「ふれること=タッチ」というのは、すごく大事なんです。
 
でも、昔の日本人は「ふれること」が苦手です。
外国人は、握手したり、抱き合ったりします。
でも、日本人はおじぎだけでした。
もっとも、日本でも今の若い人たちは、あまりスキンシップに抵抗しないようです。
これはこれで、医学的には、いいんじゃないでしょうか。
節度さえ守れば。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることが判っています。

ビタミンB12には、脳の神経線維同士の連結部分である「シナプス」を修復する作用があるのです。

神経路の交差点ともいうべきシナプス形成には栄養成分が必要であり、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

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