止まらない駅員への暴力行為 運動と日光浴でストレス対策を

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止まらない駅員への暴力行為 運動と日光浴でストレス対策を
729756分配信 産経新聞
家路につく人で込み合う夜の駅で、鉄道係員への暴力行為が増えている。日本民営鉄道協会(民鉄協)によると、JR各社や私鉄など25事業者で昨年起こった暴力は869件で、過去5年で最悪を更新。加害者の中には酔客だけでなく、素面(しらふ)だった人もいる。彼らはなぜ殴ってしまったのだろうか-。(織田淳嗣)

 ◆酔客だけでない

「駅員のくせに分からないのか!」。男は叫び、駅員の胸を殴りつけた。

 深夜の東急電鉄 目黒駅 で昨年、JR 目黒駅 の終電時刻を男に聞かれた駅 員がJRの窓口を案内しようとしたところ、男は突然怒り出した。「終電間際の時間帯なので、間違いがないようにご案内したのですが」と東急。男は酒を飲んでいた。

 民鉄協のまとめでは、加害者が飲酒していた暴行事件は499件で、昨年全体の57・4%。東急では「(暴力行為は)夕方以降、飲酒されている場合が多い」と明かす。

 しかし、統計では「飲酒なし」も241件と3割弱に上る。JR東日本は「突然手を出される場合もあり、一概に、『こういうときは気をつける』とは言えない」と対策の難しさを語る。「突然キレるのは、衝動が抑えられなくなる脳の一時的な機能障害なんです」と説明するのは、東邦大学医学部の有田秀穂(ひでほ)教授(統合生理学)。脳には衝動をコントロールする「前頭前野(ぜんとうぜんや)」という部位があり、円滑に働かせるために「セロトニン」という物質が分泌される。しかし、セロトニンは疲れやストレスで減少してしまう。

 こうした影響からか、朝よりも疲れがピークに達する夜、週末に向けて駅員への暴行事件が多く発生する傾向にある。機能障害はあくまで一時的なもののため、「突然」に見えるのだという。

 ◆PC生活に潜む罠

 ではなぜ、暴行は年々増加傾向にあるのか。

 セロトニンは、運動や太陽光を浴びることで分泌が促進される。有田教授は、パソコンが爆発的に普及した「IT革命」や、ネットカフェなど24時間営業店の増加で人々が運動不足と昼夜逆転生活になり、セロトニン欠乏に陥っているとみる。

 警察庁の犯罪情勢では、暴行での年齢別摘発人数は、過去10年で30代で3倍。40代で4倍。有田教授は「体を動かし、太陽光を浴び、人と触れあう。日常的に継続すれば克服できるでしょう」と話す。

 セロトニン欠乏は駅員への暴行の一つの要因と考えられ、「客商売のため、駅員は殴り返してこない」という概念から、駅員がターゲットになっているという指摘もある。相次ぐ暴行を受け、民鉄協などでは今月、暴力防止の啓発ポスターを制作。ひびの入った家族の写真が、「ほんの一瞬、たった一度の暴力行為が、大切なものをすべて壊す」と訴える。

 「キレる」仕組みを知り、予防することが生活を守る一歩になりそうだ。

 ■増える中高年の犯行

 民鉄協が把握した鉄道係員への暴力行為の件数は、19年度(751件)、20年度(752件)と比べ、昨年度は869件と大きく伸びた。発生場所は改札が45・2%で最も多く、ホーム(29・6%)、車内(12・1%)と続いた。

 一方、警察庁の統計によると、過去10年で暴行による摘発人員は30~50代で大幅増。30代は12年が1502人、21年が4846人。40代は12年が1125人、21年が4244人。50代は12年が1255人、21年3318人-となっている。
 
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仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることが判っています。

ビタミンB12には、脳の神経線維同士の連結部分である「シナプス」を修復する作用があるのです。

神経路の交差点ともいうべきシナプス形成には栄養成分が必要であり、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

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