心の平安こそ脳を守る

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心の平安こそ脳を守る
 
海馬は、ストレスによって傷害を受けます。
と同時に、高齢になると傷害されやすくなります。
このため、高齢になると、若い頃のことはよく覚えていても、最近のことは覚えられないということが起こってきます。
 
一方、前頭葉も、高齢者では傷害を受けやすいのです。
だから高齢になると、ちょっとしたことでも感情的になったり、感情を爆発させたりするのです。
 
このような脳細胞の傷害は、記憶障害とともに「ボケ」にもつながっていきます。
ボケの危険因子には、強度のストレスがあげられます。
したがってボケを予防しようと思うなら、ともかくストレスを避ける必要があるのです。
 
ストレスというのは、それをどのように受け止めるかによって、脳に及ぼす影響が違ってきます。
ちょっとした苦しみに、過大に傷つき、それがエスカレートして「うつ状態」になれば、脳はコルチゾルにより傷害されます。
 
このうつ状態も、長く続けば、海馬の細胞が死滅することが知られています。
うつ状態の時は、絶え間なくコルチゾンが出ているような状態になるからです。
 
これらのことを考えるにつけても、いかに「心の平静」や「心の平安」が大事なことであるかがわかります。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
さらに興味深いことは、当時、精神神経学会会長であった、京大・医学部・老年科の亀山正邦教授によると、健康な老人の脳に比較して、老人性認知症患者の脳に含まれるビタミンB12が、半分どころか、1/41/6程度にまで、低下しているということが明らかにされていることです。
 
これはビタミンB12が不足すると老人性認知症になるか、または逆に老人性認知症になるとビタミンB12含有量が低下するのか、その因果関係は不明ですが、精神神経学的な機能とビタミンB12との間の密接な関係が示唆されております。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
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