運動と幸福感

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運動と幸福感
 
運動不足は、万病のもとです。
人間は、動物の一員です。
動いてナンボのものです。
動物の本業である「動くことを」怠るとき、身体は変調をきたしてくるのです。
 
なぜ人類は、かくもスポーツが好きなのでしょうか?
競技本能や闘争本能があるからでしょうか?
もちろんそういう理由もあるでしょう。
しかし、単純に「運動をしたいから」だというのも大きな理由の一つだと思います。
 
「スポーツは趣味です」
といいます。
趣味というのは、日常生活にあって、うまく「心の安定」をつくりだすためにありますが、同時に、趣味としてスポーツを定期的に行うことで、身体の生理が求める「運動欲求」を満足させるためだともいえます。
 
運動療法などがあるように、運動は身体の荒療治をしてくれます。
リハビリなどは、たしかに辛いでしょう。
しかし、この訓練を努力して行うことで、脳内の神経線維にいろいろいな変化が生じ、その結果、動かなくなったところを、少しずつ動かせるようになっていくのです。
 
運動をしたあとの「爽快感」は、誰しも経験があることだと思います。
 
「爽快感」というよりも、「幸福感」と私はとらえています。
「ノイローゼは運動すれば治る」といわれるように、ひとり個室で悩んでいるよりも、部屋から外に出て、からだを思い切り動かしてみることで、その悩みの質が変わってきて、悩みの解決へと進むものです。
 
スポーツマンは、毎日身体を動かしていないと気持ちが悪いといいます。
とくにプロ・スポーツ選手は、一日でも練習を欠かすことを嫌がります。
身体の状態と能力を、ある一定のレベルに保っておくには、練習を欠かすわけにはいかないのです。
 
さて、運動というのは、大脳の前頭葉の後ろの方にある「運動野」の支配を受けています。
そして感覚のうち、触覚・痛覚などは、そのすぐ後ろの頭頂葉の「体性感覚野」の支配をうけでいます。
 
このようなわけで、身体を動かすと、この運動野に近い体性感覚野に、感覚の刺激が入りますから、脳は刺激されることになります。
その結果、脳の血流が多くなり、脳に酸素や栄養がたくさん送られるようになります。
 
さらに、運動をすると、脳幹の縫線核から小脳に神経が送られ、小脳からも縫線核に神経が送られるのです。
この「神経のつながり」が、じつは「幸福感」にとって重要なのです。
「病気にならない血液と脳をつくる より」
 
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脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
さらに興味深いことは、当時、精神神経学会会長であった、京大・医学部・老年科の亀山正邦教授によると、健康な老人の脳に比較して、老人性認知症患者の脳に含まれるビタミンB12が、半分どころか、1/41/6程度にまで、低下しているということが明らかにされていることです。
 
これはビタミンB12が不足すると老人性認知症になるか、または逆に老人性認知症になるとビタミンB12含有量が低下するのか、その因果関係は不明ですが、精神神経学的な機能とビタミンB12との間の密接な関係が示唆されております。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
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