ビタミン・ミネラル・ファイトケミカルとは

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ビタミン・ミネラル・ファイトケミカルとは

老化や動脈硬化を招く活性酸素は悪者としてとらえられがちですが、生命活動を維持するためには、活性酸素は必ずできてしまいます。
ただ、体内には活性酸素を無害化する酵素が備わっているので、通常は酵素によって無害化されています。

しかし、このシステムは加齢とともに低下します。
また、紫外線や大気汚染、ストレス、激しい運動、喫煙など物理的に活性酸素の発生を促すものが増えると、活性酸素の無害化が間に合わなくなり、体内で悪さをするようになります。

活性酸素を無害化するものには、体外から取り入れることができるものがあります。
それは抗酸化作用の強いビタミンCやビタミンE、野菜や果物に含まれるファイトケミカルなどの抗酸化物質です。
ファイトケミカルとは植物がつくる化学物質で、野菜や果物の色素や刺激臭、苦みなどのもとになるものです。
トマトに含まれるリコピン、ベリー類に含まれるアントシアニン、ねぎ類に含まれるアリシンなどがその代表です。

抗酸化物質は活性酸素と結びついて無害化するため、老化予防、がん予防に効果があると言われ、積極的な摂取がすすめられています。

抗酸化物質以外のビタミンやミネラルも、老化予防には欠かせません。
体内ではエネルギーがつくられたり、食べ物が消化・吸収されて栄養素がつくりかえられたり、さまざまな反応が起こっています。
ビタミンやミネラルはこれらの反応を早める手伝いをしているので、ビタミンやミネラルがないと反応がスムーズに行われないのです。

ビタミンやミネラル、ファイトケミカルは老化予防、病気予防、健康維持のために十分とりたい栄養素です。
栄養状態のよい現代の日本では、不足することはほとんどありませんが、ファストフードばかり食べていたり、外食続きで野菜をあまり食べていない人は、心がけてとるようにしたほうが安心です。
旬の野菜や果物には、ビタミンが豊富に含まれています。
旬の食材を食べるようにするとよいでしょう。
「40歳から『衰えない脳』をつくる 7つの習慣 より」

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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
ビタミンB類はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。

脳と神経のビタミンB12
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