やる気や意欲を左右するドーパミンの役割

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やる気や意欲を左右するドーパミンの役割

ドーパミンは快感を感じる神経の伝達物質であることがわかっています。
つまり、ドーパミンが出ていれば、常に快楽を感じています。
仕事をしていたり、勉強していたりしても、ドーパミンが出ていると、その作業を楽しく感じることができ、疲れを感じにくくなったり、能率が上がったりして、いくらでも続けられるかもしれません。

さらに、ドーパミンは好奇心の強さを左右すると考えられていて、これまでの研究によると、どうも生まれつき備わっている要素が大きく影響するのではないかと言われています。
それは生まれつきドーパミンが出やすい、出にくいといったことではなく、ドーパミンの動きが活発かそうでないかという違いがあるようです。

例えば、子どもの頃に、ふつうならそれほど注目しないアリの動きなどに興味津々でずっと観察していた、といった人は、生まれついて好奇心が強く、成長してもさまざまなことに興味を抱きやすいのではないかと考えられます。

こうした性質の違いは、受容体の働きが関係していると言われています。
ドーパミンが放出されたときに、それを受け取る受容体の反応がいい人とそうでない人がいて、受容体の働きが悪い人ほど、好奇心が強いのではないかという説です。
少しの刺激ではドーパミンの反応が起こりにくいために、より大きな刺激を求めるようになり、結果として、新しいことに興味を抱きやすい、好奇心の強い人間になるということでしょう。

集中力を高めるドーパミンですが、出過ぎたり、感受性が強いと依存症になりやすいとも言われています。
自然に作用するのが何より大切です。
「40歳から『衰えない脳』をつくる 7つの習慣 より」

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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html