好奇心がある人は意欲も高い!?

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好奇心がある人は意欲も高い!?

好奇心の源となっているのは、「新しいことにチャレンジしよう」「いつもと違うことをやりたい」という気持ちです。
これは人間の生き方に関わっていますが、好奇心がたくさんあるかどうかは遺伝的に決まっていると考えられています。

「好奇心が強い(探究心が強い・衝動的・規則などにしばられない・浪費などの傾向がある)」「神経質である(悲観的・心配性・人見知りである・慣れないことをしないなどの傾向がある)」「人柄が温かい(感傷的・孤独に弱い・依存的などの傾向がある)」「根気がある」という4つの性質は、生まれつき決まっている傾向が強いと言われています。

「根気がある」については、関連する神経伝達物質がまだわかっていませんが、「好奇心が強い」のはドーパミン、「神経質である」のはセロトニン、「人柄が温かい」のはノルアドレナリンという神経伝達物質がそれぞれ関係していると考えられています。

好奇心に関係しているドーパミンは、やる気などの意欲やからだの動きに関係しています。
これはパーキンソン病の研究からあきらかになりました。

パーキンソン病は、60歳以上の日本人では、アルツハイマー病の次に多い神経の病気です。
60歳以上に発症するケースが多く、パーキンソン病を発症すると、表情がとぼしくなる、動きがゆっくりになる、安静にしているときに手足がふるえる、歩くときに足が前に出にくい、動くときにギクシャクするといった症状のほか、気持ちが落ち込んだり、意欲が低下するなどこころにも影響があります。

パーキンソン病の患者さんの脳を調べると、健康な人に比べてドーパミンの量が不足していることがわかりました。
そこで、ドーパミンを増量させる薬が開発されました。
これらを投与すると2~3時間でからだの動きがよく意欲も増してきます。
また、マウスの実験で、遺伝子を改変してドーパミンをなくすと、このマウスはまったくやる気がなくなったのですが、ドーパミンを増やす薬を投与すると、急にやる気を出して遊び始めたのです。
これらのことからドーパミンが意欲を高めることがわかったのです。
「40歳から『衰えない脳』をつくる 7つの習慣 より」

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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html