リンゴとバナナでお手軽に認知症予防

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リンゴとバナナでお手軽に認知症予防

果物を食べるだけで認知症の予防ができるなら、お手軽でおいしい一石二鳥の方法だと思いませんか。

「リンゴやバナナ、オレンジが、脳の病気を予防するために役立つようだ」と発表したのは、米・コーネル大学のリー教授らでした。

彼らは、果物のフェノール植物化合物が神経細胞の神経毒症状(マヒやしびれなど)を予防したことを発見したことがきっかけで研究を進めたところ、果物がアルツハイマー病などのリスクを減らすのに重要な役割を果たしていると結論づけたのです。

新鮮な果物に含まれる抗酸化成分が、活性酸素によってうける神経細胞膜のダメージを減らした結果です。

ちなみに、リンゴ、バナナ、オレンジという順番で、予防効果のある成分が含まれていると付け加えています。

また、米・マサチューセッツ大学の研究チームによれば、栄養欠乏症のマウスにリンゴジュースを与えて飼育をしていると、アセチルコリンが増えることがわかったといいます。

アセチルコリンは、アルツハイマー病になると脳内での分泌が減る物資です。
迷路を使ったマウスの実験からも、リンゴジュースはアルツハイマー病を予防できる可能性を表わしているといえそうです。

リンゴやパナナ、オレンジといった比較的、手に入れやすい果物であれば、私たちの生活に取り込むことも難しくないでしょう。
たとえば、毎朝、コップ一杯のフルーツジュースを飲むという方法もあります。
リンゴやバナナをミキサーに入れてしまえばジュースになるので、それを飲むだけでも効果が期待できます。

とくに、いつも定番のメニューだけを食べ続けている人や、朝食を抜いている人にはオススメしたい食習慣です。
時間もかからず、脳にもいいのとあれば、試してみない手はありません。
「今日からはじめるもの忘れを防ぐ方法68 より」

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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸などのビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
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http://www.endokoro.jp/libra_g.html