甘いものが好きな人は認知症になりやすい

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甘いものが好きな人は認知症になりやすい

「食事の代わりに、お菓子やケーキなどの甘いものを食べている人は、認知症になりやすい」と聞いて心配になる女性は多いのではないでしょうか。

自治医科大大宮医療センターの植木彰教授はアルツハイマー病と食事の関係に注目して研究をしました。
その結果、その研究でのアルツハイマー病の人たちには、若いころからの食事の傾向に特徴があることがわかったといいます。

それが次の三つのことです。
●偏食。野菜と魚を嫌い、肉だけを好む
●ビタミンB群、C、E、ミネラルの摂取が少ない
●女性は小食。食事の代わりにお菓子やケーキを食べる
「甘いもの」に関しては、別の研究報告からも、糖分の多すぎる食事をとると動作が鈍くなったり、集中力の低下が起きたりすることがわかっています。

糖分、つまりブドウ糖は脳のエネルギー源ですが、たくさんとればいいというものではないということです。

とはいっても、ブドウ糖はエネルギー源として使われるだけではなく、脳に直接影響を与え、記憶力を高めたり、注意力や忍耐力を必要とする作業での効率をアップしたりすることが証明されています。
これはブドウ糖を摂取することで脳神経伝達物質アセチルコリンの生成が高められるためではないかと推測されています。

ですから、甘いものが一方的に悪者というわけではありません。

甘いものが食べたいときは、食事の代わりにとるのではなく、仕事や勉強で集中して頭を使ったあとにリラックスの意味でとるのがいいでしょう。

私も休憩するときのおやつにはチョコレートを食べることがあります。

チョコレートにはテオブロミンという成分があり、大脳皮質を刺激して集中力や記憶力、思考力を高め、やる気を出す効果があるといわれているからです。

甘いものと上手に付き合うことで、脳をダメにするのではなく活性化させましょう。
「今日からはじめるもの忘れを防ぐ方法68 より」

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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸などのビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

脳と神経のビタミンB12
http://www.endokoro.jp/
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http://www.endokoro.jp/libra_g.html