ビタミンとミネラルのはたらき

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ビタミンとミネラルのはたらき

映画でも演劇でもそうですが、よい作品には、表舞台にあらわれない多くの裏方が堂々とはたらいています。
同じことが脳にもいえます。
その裏方にあたるのは、ビタミンやミネラルといった補因子です。

私たちの食べた食べ物を酵素がモデルチェンジして、神経細胞、伝達物質、受容体をつくります。
酵素がはたらくのに欠かせないのが、ビタミンとミネラルです。

ブドウ糖を酸素で燃やしてエネルギー物質ATPをつくるにも、アミノ酸から伝達物質をつくるにも、単純な必須脂肪酸をγ-リノレン酸DHA、プロスタグランジンに、あるいは、脂肪酸をリン脂質にモデルチェンジするにも補因子は欠かせません。

もし最適な量を摂取すると、子どもでも大人でも、頭の回転が速くなり、集中力が持続することが予測できます。

脳の神経細胞、伝達物質、受容体をつくるのに欠かせないビタミンやミネラルは、脳にとってかけがいのない友だちなのです。

≪ビタミンB群≫

ビタミンB群は、いずれも脳と心の健康に欠くことができない栄養素です。
B群のメンバーは、B1(リボフラビン)、ナイアシン(ニコチン酸、ニコチンサンアミド、B3)、B6、B12、パントテン酸、ビオチンの八種類です。

脳は、全エネルギー消費(1日2000キロカロリー)の20パーセントを占める大食いの臓器です。
この大量のエネルギーをつくるのに活躍するのが、ビタミンB群です。
もし短時間でも不足すれば、すぐに脳の働きの低下となってあらわれます。
不足を防ぐために、B群やマルチビタミンを摂取するのがよいでしょう。
それも、毎日が望ましい。
B群は水溶性であり、尿といっしょに迅速に排泄されるからです。
「食べ物を変えれば脳が変わる より」

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筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、いくつものビタミンB群の仲間が必要です。
筋肉や神経を動かすエネルギーをつくるのがB1、神経伝達物質の生成にはたらくのがB6、そしてB12の役目は、神経細胞内の核酸たんぱく質などを合成したり、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてはくれません。

現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12の働き◆
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質をつくる働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流を良くする働き。
ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html