「神秘の流れ」リンパ液の不思議

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「神秘の流れ」リンパ液の不思議
 
◎リンパ液は何をするもの?
 
リンパ液の働きについて、肝臓組織と毛細血管の関係を例にして説明しておきましょう。
 
まず、毛細血管からにじみ出た栄養分は肝細胞の隙間を流れるリンパ液に流れ込み、栄養分を含んだリンパ液が、目的とする肝細胞に向かって流れていきます。
 
ここからが難しいのですが、リンパ液が運んできた栄養分を肝細胞のなかに取り込むためには、どうするのでしょうか。
 
それには、電位差を応用するのです。
誤解を恐れずにいえば、電流は電位の高いほうから低いほうへ流れます。
その流れに栄養分を乗せれば、肝細胞に運び入れることができます。
肝細胞の内と外の電位差を活用して、栄養分が吸い込まれるわけです。
 
それに対して、老廃物の場合は、まったく逆のコースを通って毛細血管に回収されます。
いずれにしても、毛細血管と細胞のあいだをとりもっているのが、リンパ液なのです。
 
◎リンパ液と血液の違い
 
▼成分……リンパ液とは、血管の外へにじみ出た血液中の血漿(液体成分)やタンパク質などのことです。
 
リンパ液には次の2つの働きがあります。
 
     古くなった細胞や不要となった老廃物をリンパ管を通して運び出す
     リンパ液に含まれるリンパ球が免疫作用で活躍する
 
わかりやすくいえば、膝小僧をすりむいたとき、出血がとまったあとに、やや黄色みを帯びた液体が染み出てきます。
これが、リンパ液です。
 
リンパ液は、リンパ管を通って全身をめぐります。
これを「リンパ管系」といいます。
リンパ管系には、心臓のようなポンプがありません。
呼吸や大動脈の拍動、筋肉運動、腸の蠕動運動などによって、流れの力を得ているのです。
 
リンパ液は、岩のあいだから湧き出る泉のように生まれます。
リンパ液が「神秘の流れ」といわれるのは、このためでしょう。
 
急ぎ足で流れる血液系と対照的に、ゆっくり歩調のリンパ系
この奇妙な2つの循環が全身の健康を司っています。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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