血液が体内の情報を運んでいる

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血液が体内の情報を運んでいる
 
◎血管と神経系の情報伝達速度の違い
 
血管は、体のなかで網の目のように全身に張りめぐらされています。
血管だけではありません。
神経も同じように、全身に張りめぐらされています。
 
そうなると、血管や神経が通信網として使われているのではないか、という推測がなされてもおかしくありません。
事実、血管も神経も、体内で通信網として使われているのです。
 
血液は全身を循環していますから、血液に情報を乗せれば、必ず目的の組織に到着して効果を発揮します。
ちなみに、血液が全身を1回りするのに要する時間は、最短で約20秒といわれています。
何かあったときに、これではちょっと時間がかかりすぎですね。
 
いっぽう、神経系が情報を伝達する速度は、神経によって違いがあり、有髄神経線維のα線維で毎秒100m、無髄神経線維のC線維で毎秒1mです。
 
神経系は血液循環と違って、体内で生じた変化を瞬時に脳へ送っています。
たとえば、「熱い」とか「痛い」といって情報が即座に伝達されるという点で優れているのです。
 
◎大量の情報が送られない理由
 
とはいえ、情報のなかには、遅くてもいいものもあります。
たとえば、「初潮の時期は何年何月○時×分」というような性ホルモン系の情報は、11秒を争うわけではないので、血液に乗せればいいのです。
 
ただ、血液循環は全身をめぐるため、大量の情報を送ると、本来届けるべき組織ではないところにも影響が出る可能性があります。
そこで、血液に乗せて送る情報は、「わずかな量」と決められています。
 
前出の性ホルモン系の情報でも、情報量はごくわずかです。
わずかな量で効果を発揮するように、ちゃんと設計されているのです。
 
全身に張りめぐらされた血管や神経が通信網の役目までしていることがわかると、その重要性がいっそうはっきりしてきます。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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