血液は体のなかでいちばんの働き者

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血液は体のなかでいちばんの働き者
 
◎血液は全身を移動する優れもの
 
血液の働きは、大きく次の3つにまとめることができます。
 
①酸素や栄養分の補給と老廃物の除去
 
栄養分であるエネルギー基質を臓器や器官に運び、組織で産生された代謝廃棄物を回収して、肺や腎臓などの排泄器へ運搬することです。
 
②免疫機能で毒性物をやっつける
 
造化の神さまがずいぶんと知恵をしぼった結果、行き着いたのが免疫です。
血液は全身を駆けめぐります。
駆けめぐる血液に免疫機能をもたせれば、免疫機能は全身におよびます。
 
たとえば、腸には、入ってくる食べ物と一緒に毒性物が入る可能性が高いため、体のなかで最大級の免疫機能が固定的に備えつけられています。
 
ただ、毒性物は、必ず口から侵入するとはかぎりません。
また、細菌やウイルスのように、全身に広がる性質をもつ毒性物もあります。
 
入ってくる場所も定まらず、広がる性質をもつ毒性物に対しては、免疫機能に移動性を備える必要があります。
というわけで、移動性に優れた血液が選ばれたのです。
 
③体温運搬(体温調節)で生化学反応を高める
 
「体温運搬」というのはちょっとわかりにくい働きですね。
人間の体は、体温が1℃上昇すると、体内の生化学反応は1.52倍に上昇します。
生化学反応というのは、わかりやすくいうと、体力づくりの化学反応のことです。
 
体力づくりが必要になるのは、風邪やインフルエンザのような感染症にかかったときです。
感染症にかかると必ずといっていいほど熱が出ます。
じつは、このとき私たちの体は、体温を上げて生化学反応を活発にすることで体力を増強し、免疫力を高めてウイルスを退治しようとしているのです。
 
このように並べてみると、すべて、体の活動を維持するために欠かせない働きです。
血液って、ほんとうに働き者ですね。
 
≪血液の基礎知識≫
 
●体内の血液量
体重のおよそ1/13(男性で約8%、女性で約7%)
 
●組成・成分
血球成分(赤血球、白血球、血小板)45%血漿成分55%
 
●循環経路
肺循環(心臓→肺→心臓)と体循環(心臓→全身→心臓)
 
●おもな働き
     酸素や栄養分の補給と二酸化炭素・老廃物の除去
体内の各部分に必要なものを運び、不要なものを体外に出す
     免疫機能
細菌やウイルスなどの病原菌を除去し、体を守る
     体温運搬
体内でつくられた熱を体全体に広め、必要に応じて体温を調節する
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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