血液は200日で新品に入れ替わる -赤血球が減ると一大事-
血液は200日で新品に入れ替わる -赤血球が減ると一大事-
◎赤血球は大量の酸素の運び役
血液循環は、動脈から始まって、毛細血管に入り、静脈にもどります。
問題は、毛細血管の部分です。
毛細血管は、読んで字のごとく毛のように細い血管で、直径は5~10μmです。
場所によってはもっと細いかもしれません。
いっぽうの赤血球は、直径8μmの円形で、中央がくぼんでいます。
では、直径約8μmの赤血球が、どうすれば直径5μmの毛細血管を通り抜けられるのでしょうか。
その謎を解くカギは、赤血球の中央のくぼみにあります。
中央のくぼみを中心に、2つ折りになったように折れ曲がって、毛細血管のなかを通り抜けるのです。
まさに忍者のような動きです。
赤血球には、酸素を取り込むのが上手なヘモグロビンというタンパク質がびっしりと詰まっています。
赤血球はこのヘモグロビンを使って、肺から大量の酸素を取り込み、全身に配っているのです。
酸素をもらった組織は元気いっぱいになりますが、赤血球が減ると、全身のどこもかしこも酸欠になって、たちまち元気を失います。
こうした状態が貧血です。
◎血液は生きている
ところで、赤血球には核がないため、細胞分裂をして増殖することはありません。
骨髄にある造血管細胞が分裂して血球がつくられ、それがしだいにかたちを変えて成長して赤血球となるのです。
骨髄では1日におよそ2000億個もの赤血球がつくられているといわれています。
また、赤血球の寿命は約120日と短いことも特徴です。
でも、心配することはありません。
1人の人間の全血液量を5ℓとすると、200分の1の25mℓ分の血液の赤血球が、毎日つくられています。
単純計算すると、200日間で血液はすべて新品になるわけです。
血液は生きています。
たがら、新旧の交代が激しくなるのは当然なのですね。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
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