有害物を蹴散らす白血球の仲間たち-外敵の侵入をいち早くキャッチする-

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有害物を蹴散らす白血球の仲間たち-外敵の侵入をいち早くキャッチする-
 
◎リンパ球は猛烈な殺し屋
 
白血球のなかでもっとも多い顆粒球は、血液に乗って全身をパトロールしています。
この顆粒球の働きを助けるのが、毛細血管の血流です。
なにしろ、外敵である細菌は増殖するため、パトロールの顆粒球では数が足りません。
 
こんなとき、毛細血管が血流を増やして、仲間の顆粒球を呼び寄せます。
この状態が「炎症」といわれ、赤く腫れ上がります。
体のどこかが赤く腫れ上がったら、「毛細血管の血流が増えて、仲間の顆粒球を呼び寄せているな」と思ってください。
やがて炎症が治まれば、戦いの残骸が残ります。
これが膿です。
 
また、白血球の1859%程度を占めるリンパ球は、もっと猛烈な殺し屋です。
リンパ球は、血管のなかだけでなく、「もう1つの血管」と呼ばれるリンパ管のなかを流れます。
 
このリンパ球には、特殊なレーダーが備わっています。
「抗原抗体反応」というしくみで、外敵ウイルスの侵入をいち早くキャッチし、即座に攻撃を開始するのです。
 
◎免疫力は総合体力の結果
 
リンパ球は、生まれ故郷によって呼び名が変わります。
骨髄(Bone marrow)で生まれたものをB細胞、胸腺(Thymus)で生まれたものをT細胞と呼びます。
 
T細胞には、B細胞の働きを助けるヘルパーT細胞と、がん細胞やウイルスに感染した細胞を殺すキラーT細胞も含まれます。
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)も、キラー細胞の仲間です。
 
病院を受診すると、すぐに血液検査のために採血されますが、血液検査で重要なのは、白血球の数を知ることです。
白血球が増加していれば、炎症が拡大中であることがわかるからです。
 
「免疫力は総合体力の結果」という言葉があります。
免疫力を上げたいなら、まず健全な肉体をつくりあげることです。
そのためにも、血管と血液循環の強化が重要です。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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