こんな入浴をするのは事故のもと-ちょっとした心がけで悲劇は防げる-

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こんな入浴をするのは事故のもと-ちょっとした心がけで悲劇は防げる-
 
◎事故は冬場の入浴時に起こりやすい
 
最近の調査によれば、年間で14000人もの方が入浴時に亡くなっているそうです。
そのほとんどが冬場に発生していることから、「浴室が寒く、湯温が高いため血圧が急上昇した結果、心筋梗塞脳卒中が発生した」と見られがちです。
 
しかし、実際には、このようなケースは1割程度で、多くは、「血圧が急上昇したあとの異常な血圧低下(42℃での入浴後の血圧低下は約4050mmHg)により、意識消失が発生し、溺死にいたる」ことが指摘されています。
 
◎正しい入浴法を知っておこう
 
入浴時に事故を起こしやすいのは、次にあげるような人たちです。
 
▼熱い風呂が大好きな人
42.547℃の熱いお湯に入ると、血圧が急上昇し、心筋梗塞脳卒中を引き起こす可能性があります。
47℃のお湯では、脳内でβ-エンドルフィン(脳内モルフィネ)が大量に分泌されるため、病みつきになる傾向があるので要注意です。
動脈硬化のある人
▼高血圧の人
65歳以上の人(動脈硬化や高血圧になっている割合が高い)
▼飲酒後に入浴する人(お酒を飲んだあとは血圧が下がりやすい)
 
そこで、入浴時の事故を予防するには、
     湯温を40℃以下にする
     風呂場や浴槽ではゆっくり行動する
     食後1時間以内の入浴は避ける(高齢者の場合、食後30分~1時間は食後低血圧が起こりやすい)
     半身浴を心がける
     腕を浴槽の縁にかけておく(腕を浴槽の縁にかけることによって溺死を予防できる)
     浴槽のふたを半分ほど閉めて、その上にあごを乗せておく
     入浴後は、毛布、大きめのバスタオル、バスローブなどで保温する
 
などを心がけてください。
 
なお、死亡事故とは関係がありませんが、乾燥肌の人も注意点があります。
 
     42℃以上の高温浴は絶対に避ける
     タオルを使ったゴシゴシ洗いは厳禁
     入浴後はただちに保湿剤を塗布する
     夏期も同様の入浴法を守る
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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