温泉・サウナ・シャワーの効果は?-それぞれの利点をうまく活用しよう-

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温泉・サウナ・シャワーの効果は?-それぞれの利点をうまく活用しよう-
 
◎温泉は「温める」ことが最大の目的
 
温泉の目的はただ1つ、体を温めることです。
温めることで全身の血液循環を活発にし、病気を治そうとしてきたのです。
 
温泉にはさまざまな泉質があり、含まれる成分も異なりますが、そうした成分を体内に取り込むためには、最低でも7日間くらいの湯治が必要になります。
1泊の温泉旅行ではちょっと無理かもしれません。
 
しかし、「温める」ことを主眼にすれば、1泊でも十分に効果があります。
また、その延長線上で“家庭温泉”も考えられます。
「温泉には行きたいけど、暇もお金もない」という方は、「○○温泉の素」などの入浴剤を入れて十分に温まれば、かなりの保温効果が期待できます。
 
◎サウナは水圧の心配がないのが魅力
 
サウナには、水圧の心配がないという利点があります。
水中では、大気圧と深さに比例した水圧(静水圧)が働きますが、空気を暖める方式のサウナにはありません。
 
浴槽に入ると、下肢はいちばん深いところにあります。
下肢にはたくさんの血液が貯蔵されていると同時に、血液を心臓にもどす「下肢ポンプ作用」があります。
 
静水圧は下肢にも容赦なくかかりますから、下肢にたまった大量の血液が心臓にもどされます。
この血液が心臓から再び送り出されるとき、心拍出量が上昇して、心臓への負担が増すことになるのです。
 
肩まで浸かるような全身浴をする方は、とくに静水圧に注意してください。
全身浴をすると、静水圧によって胸囲は13cm、腹囲は35cmも縮みます。
つまり、胸郭も腹部も圧迫されるのです。
 
その結果、横隔膜が上方にもちあげられ、心臓から肺への血流が抑制されて、心臓への負担が増えます。
半身浴にすれば、こうした静水圧の被害は半減します。
 
◎シャワーで加齢臭も消える
 
シャワーで体を洗うだけ、と思っている方が多いと思いますが、使い方しだいで温熱効果が期待できます。
ただ、そのためには、入浴時間の23倍、シャワーを浴びなければなりませんが……。
 
ちなみに、多くの実験から、シャワーを浴びるだけで加齢臭が消えることがわかっています。
皮膚をきれいにすることは皮膚がんの予防になるうえ、皮下の循環も促進されます。
 
入浴には、①温める温熱作用、②圧力のかかる静水圧作用、③浮力利用の身体可動作用という3つの作用があります。
 
温  泉…温熱作用 ○ 、静水圧作用 × 、身体可動作用 ○
サ ウ ナ…温熱作用 ○ 、静水圧作用 ○ 、身体可動作用 ×
シャワー…温熱作用 △ 、静水圧作用 ○ 、身体可動作用 ×
 
上記を目安に、温泉、サウナ、シャワーを上手に使い分けるといいでしょう。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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