よい出来事もストレスになる

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よい出来事もストレスになる
 
どのようなことに人はストレスを感じるのでしょうか。
精神科医の夏目誠先生がまとめたものを参考に見てみましょう。
 
これは企業で働く1630人を対象にアンケートをとり、ストレスの程度を100点満点で点数をつけたものです。
点数の多いものがストレスの大きい出来事となっています。
 
≪ストレスの大きい出来事≫
1.     配偶者の死 83
2.     会社の倒産 74
3.     親族の死 73
4.     離婚 72
5.     夫婦の別居 67
6.     会社を変わる 64
7.     自分の病気や怪我 62
8.     多忙による心身の疲労 62
9.     300万円以上の借金 61
10.  仕事上のミス 61
11.  転職(独立も含む) 61
12.  単身赴任 60
13.  左遷 60
14.  家族の健康や行動の大きな変化 59
15.  会社の立て直し 59
16.  友人の死 59
17.  会社が吸収合併される 59
18.  収入の減少 59
19.  人事異動 58
20.  労働条件の大きな変化 55
21.  配置転換 54
22.  同僚との人間関係 53
23.  法律的トラブル 52
24.  300万円以下の借金 51
25.  上司とのトラブル 51
26.  抜擢による配置転換 51
27.  息子や娘が家から離れる 50
28.  結婚 50
 
家族や親族との死別、会社の倒産、離婚、病気や怪我などはもちろん、ストレスが大きい出来事だとは予想できます。
 
注目すべきは、6位の「会社を変わる」、11位の「転職(独立も含む)」、26位の「抜擢による配置転換」、28位の「結婚」といった出来事でも点数が高くなっていることです。
 
こうした環境の変化は、脳にとってはよい刺激となる反面、心や身体は新しい環境に適応しようとしていままで以上のエネルギーを使います。
その積み重ねがストレスとなるのです。
 
「よい出来事、うれしい出来事でもストレスになる」ということを覚えておいてください。
 
また、ストレスは個人差が大きいものです。
配置転換という同じ出来事でも、ある人は「うまくやっていけるだろうか」とそれをストレスに感じ、ある人は「自分の活躍する場が広がった」とチャンスととらえる、といった違いが生まれます。
 
強いストレスにさらされたときのSOS症状
 
私たちの身体と心はストレスによってさまざまな影響を受けます。
「ストレスがたまってイライラする」
「ストレスで胃がキリキリ痛む」
 
などの症状を経験したことのある人は多いと思います。
さらに強いストレスを受けると、こんな症状も出ます。
 
身体面の症状―頭痛、吐き気、めまい、下痢、不整脈など
行動面の症状―集中力低下、遅刻、欠勤、ミスの増加、周囲からの孤立など
精神面の症状―不機嫌、怒りっぽい、陰気、無気力、抑うつ状態など
 
人間の心身はストレスを受け止めるための調整機能を備えていますが、これらの症状はその調整能力を超えた負荷がかかり、身体と心が悲鳴をあげているサインでもあります。
 
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12は、脳を正常に働かせるために必要な栄養素です。
飽食の時代にあって、私たちの脳は栄養不足状態です。
脳は大食漢、でも貯蔵はできません。
だから・・・
脳にはたえず栄養を与えることが理想なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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