ストレスを受け止める身体のシステム

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ストレスを受け止める身体のシステム
 
私たちの身体にはストレスを受けても、身体のバランスを一定に保とうとする自動調節機能が備わっています。
 
たとえば、蒸し暑い・寒い・乾燥しているなど温度・湿度・気圧などの変化(これもストレスです)はわかりにくいものです。
急に気温が下がったような場合、身体がいち早く反応して、低体温にならないようにブルブルと震えが出ます。
 
ウイルスや細菌などについても同じです。
症状のまったくない初期、自分ではまったくわかりませんが、身体に備わっている免疫システムが自動的に反応しています。
 
このような自動調節機能を「ホメオスタシス(生体恒常性維持機能)といい、「内分泌(ホルモン)」「自律神経」「免疫」の三つのシステムによって維持されています。
それらの働きをつかさどっているのが脳です。
 
     ホルモン―身体機能を調節し身体を守る
副腎皮質ホルモンや甲状腺ホルモンなどのホルモンは、外部からの有害な刺激やストレスから身体を防御するために働き、身体の代謝を調節し、うまく活動できるようにしています。
私たちの体温が36.5度前後に保たれているのも、ホルモン調整のおかげです。
 
しかし、ストレスが強く長く続くような場合には、脳がストレスに対応しようとホルモン分泌の命令を出しすぎるため、結果としてホルモン分泌不足が起こってしまいます。
すると、身体の防御能力が低下し、疾患が発生します。
 
ちなみに、ストレスを感じると分泌される抗ストレスホルモンのコルチゾールは、肌荒れやにきびの原因にもなります。
ストレスでお肌があれる、というのは女性なら実感としてわかるでしょう。
 
     自律神経―内臓などの働きを自動調整
自律神経は内臓や血管などの機能を自動調整しています。
よく知られているものに、心臓の心拍数や血圧、唾液の分泌などがあります。
 
自律神経には交感神経と副交感神経の二種類があり、交感神経は覚醒や緊張、副交感神経は睡眠や弛緩をつかさどり、それぞれが互いに相反する働きをしてバランスをとっています。
 
ストレスが加わると、交感神経が強く働くようになってバランスを崩し、いわゆる自律神経失調症を引き起こします。
 
     免疫―病気にかからないようにする
免疫とは、病気にかからないようにする、あるいは病気から回復するための力のことです。
身体の免疫力を高めておけば、外から入ってきた最近やウイルスも撃退でき、健康を保つことができます。
 
免疫システムが正常に働くためには、リンパ球など免疫システムを担う細胞のバランスが大切ですが、このバランスがストレスなどで崩れると、病気にかかりやすくなります。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12は、脳を正常に働かせるために必要な栄養素です。
飽食の時代にあって、私たちの脳は栄養不足状態です。
脳は大食漢、でも貯蔵はできません。
だから・・・
脳にはたえず栄養を与えることが理想なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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